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ビッチとヤリチン

私の好きな漫画家に金田一蓮十郎先生がいるのですが、氏の作品には必ずといって良いほど性衝動に対して正直な男、いわゆるヤリチンが出てきます。私はそれを見るたびに、…まあゲスの勘ぐり以外のなにものでもありませんが「蓮十郎先生はこういう男が好きなのかー」と思います。ただ冷静に考えてみると、ヤリチンと呼ばれる人種は女性の扱いに長けており、異性から好まれるからヤリチンなのであって、ある意味好かれてしかるべき存在です。そうじゃなきゃやれないチンになってしまうのだから!(大爆笑カレー)。そう考えると男はビッチが好きだし、女はヤリチンが好きなのは当然のことですね。

しかしここで問題になってくるのは、性衝動と生殖行為の乖離です。個人的性癖の明記は避けますが、生物学的に男は処女ないし性交渉の少ない女性を選ぶそうです。父親は一生自分の子どもに「こいつホントにおれの子か?」と疑問を持ち続けると言いますし、アーノルドにでもならない限り『子を産めない苦しみ』は一生ついてまわります(そういえばアレは自分の子どもだったかしら?)。

あれ? と。ここで不思議な現象が起こるのです。性的対象はビッチなのに、こと生殖行為となると男は処女を選ぶのです。男の扱いに長けた女性が魅力的でないはずがありません。しかし自分の子どもを作るという意味では性交渉は少ないに越したことはないのです。

一方で女性は、女性の扱いに長けた男がそのまま優秀な遺伝子へと直結するのです。「自分の子どもでないかもしれない」という不安とも無縁ですし、これがいわゆる『ただしイケメンに限る』の根底にあるものなのでしょう。

ただどっかの『女としてワンランクアップ!』系のサイトに書いてありましたが「非処女の方が良い」って男は、恋愛という面倒な過程を飛ばして結論にさっさと辿り着きたいタイプ、所謂『やりもく』らしいので気をつけた方が良いそうですよ。
まあとはいえ、人間二人三脚で子どもを育てる生き物ですし、遺伝子だけ貰えりゃ良いって問題でもないですし、金持ってないブサイクも捨てたもんじゃないですよ、うん、多分。

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