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恐怖症

世の中には様々な恐怖症が存在しますが、ネットで興味深い書き込みを拝見したので、ここで暇つぶしがてらご紹介。
「恐怖症と分かっていながら恐怖症を名乗るのはおかしい」とのこと。
例えば先端恐怖症の人間が先端恐怖症を名乗るということは、それが本来恐れるべきものではないことを知っているはずであり、にも関わらず恐れるというのは、確かに理屈にあいません。

なるほどなと。例えばいかにもな強面の人が「実は保育士さん」と聞いたら我々はなんとなく安心してしまいますが、逆に細面の物腰のが柔らかい人が「実は裏社会でー」などと聞いたら震え上がります。食べてみたら美味しいとか、やってみたら楽しいとか、日々認識を上書きしながら我々は生きているのです。
そういえば私も昔から蜂嫌いで、あの重低音がするとその場にしゃがみこんでしまうのですが「クマンバチに針はない」と聞いてから以前ほど恐怖を感じなくなった気がします。(刺すやつは未だにおそろしい)

しかしながら実際恐いものは恐いもので、ゴキブリなんかも大した害がないと分かっていながらも「なんかキモい」という刷り込みだけで虐殺しているような気がします。

恐怖はどこからやって来るのか。少なくとも理屈で解決できる問題ではなさそうです。生育環境や幼少期のトラウマが起因するといいますし、おそらくその『認識の書き換えができない現象』を恐怖症と呼ぶのではないでしょうか。

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