皆様、初めまして。
わたくしリマリアと申します。
今の今までこの近況ノートというものの使い方がいまいち分かっておらず、4作品を公開した今になってようやく手を付けてみた次第。
ちなみに私が公開している作品はこちらから
社会問題と現代史実とファンタジーとミステリーを組み合わせた属性モリモリの作品を書いています。
【リマリア小説作品一覧 ※カクヨムのユーザーページへ飛びます】
https://kakuyomu.jp/users/limaria_novelさて、タイトルにも記載したこと。
実のところ私は元々文字書きではありませんでした。
何を隠そう何も隠さなくても音楽畑出身の人間です。
かれこれ15年以上に渡ってパソコンで音楽を作ってきました。
※Google先生で「リマリア 音楽」と検索かけると漏れなくトップ辺りにヒットします。
それはともかく、なぜ音楽を作っていた私が小説を書こうと思ったのかについて今日はお話してみようと思います。
今を遡ること2年前…(そんなところから長々と語られても困りますよ。嫌がらせでしょうか…
失礼。もとい、私が自身の内にある世界を文字で表現しようと決めたのは2年前です。
きっかけは単純なものでした。
【音だけで自分の内側に広がる世界を表現することに限界を感じた】
という実にシンプルなもの。
音楽というのはある人物を主役に沿えて、その人物の感情の動き方「のみ」を表現することがほとんどです。
そしてそういったものであれば凄く作りやすいという特徴があります。
【私は貴方に恋をした、この想いに気付いて】
などというテーマでどのような音楽が作られるかというと想像に難くないですね。
ただし、これが音楽で【一連の物語性】を表現するとなるとかなり厳しい。
先にも記載した通り、ある女の子が恋をしている音楽やある人物が美しい景色を見たときの感情を表現した音楽、特定の集団が何か行動を起こしている時のBGM…などであればこのノートを読まれている方にもなんとなくどんなものか想像がつくかと思います。
しかし、ある人物とそれに関わる人々がある出来事をきっかけに何かを追い求める…といったような一連の流れを一つの音楽で表現することは至難です。
はっきり申し上げて多数の音楽をアルバム形式で仕上げたとしても難しいです。
映像もイラストも文字もないところで音と歌詞だけでこれを伝えようと思うと苦しい。
また音楽における歌詞というのは割と暗喩を多用する為、何より伝えたい【意図】が視聴者の感性のみに委ねられる部分も多く本当に伝えたいことが伝わっていないことがままある。
これでは自分の世界観を誰かに伝えることなんてできそうにない…(あとは純粋に音楽の腕が足りていない
このようなことを数年前から感じていまして、そこにもってきて自身の内にあるとても広い広い世界を表現するにはこれは音楽「だけ」をやっていたのではきっと生涯をかけても思う目標を達成することは不可能である。
そう結論付けました。自分の中で。
そこでまず、自分の中にある物語や世界というものを文字にして書き出してみようと思い立ったことが小説を書き始めたきっかけです。
まず物語を全て書き出して、そこに今度は音楽を乗せてみよう。
どんなキャラクターが、いつ・どこで・どんな世界で・誰と・何をして・どうなった・結果何が起きて・どんな結末になった。
この部分を明確に伝える為にはやはり文字で伝えることが一番ではないか。
また聾者の方とも創作を共有するきっかけになるかもしれない。
(私の知り合いに片耳が非常に聞こえにくいという方がいらっしゃいまして、そういったことも少しきっかけになっています。)
とにもかくにも、まず自分の世界を全て文字として表現して出しきってしまうこと。その為には小説というものが一番ふさわしい。
そして書き始めるとなんだか楽しい。(大事
小説においても音楽を奏でるように、様々な要素がひとつの結末に向かう様は非常に楽しい。
最終的には元々の畑である音楽へ戻り【音楽小説】というひとつの形態として仕上げることを想定しています。
現在はその《物語》の部分を追及している段階です。
この二つをもって自分の内側にあるものを世界に発信すること。
これが私の一番やりたいことであり、その為に小説を書き始めました。
さて、ここまでで音楽畑出身の私が小説を書き始めた理由は簡単にではありますが記載しました。
続いてここからは蛇足ではあるのですが、元々音楽しか作っていなかった私が「歌付きの音楽」と「小説の作り方」の違いについて感じたことを書いてみようと思います。
書き始めて思ったことですが、音楽と小説では見るべき視点がまったく違います。
音楽で歌詞を書く時はおおよそ音楽のテーマに据えている主役の感情を【主観】で追いかければ良いのですが、小説ではそういうわけにはいきませんよね。
個々の心情を描写する場面を除いて、小説というものは基本的には物語全体を見渡し【俯瞰】の視点で創作を進める必要があります。
この人物がこの行動をしているときには別の誰かが何をしているのか。
この人物がこの行動を行うことによって何が起きて誰がどういう状況になるのか。
などなど。
そうした視点の置き方がまったく異なるのでとても新鮮だと感じています。
処女作である【イベリスの箱庭】ではこの "視点の置き方" というものに非常に難儀しまして、今誰の視点でどう物語が展開しているのかを書き込むことに大変苦労した記憶があります。
そこから短編【予言の花】、準長編【Re:Maria -天使と悪魔-】、長編【アイリスプロセス -虹の彼方に-】と書き続けてようやくこのコツが掴めてきた次第。
今は次に書き綴る物語をどういう風に書こうかと楽しく悩んでいるところです。
私が公開する小説は全てバラバラに公開していますが、全てがある時系列で一直線に繋がるように書いています。
次に書くお話も漏れなくその続編にあたることになりますが、その前に現状【物語の設定資料集(キャラクターの瞳の色指定や身長・体重指定、バックグランドストーリーなども含めた凄く細かいもの)】を制作している途中です。
これが完成した時、今度はさらに進化した小説をこの場で公開できるのではないかなと思っています。
これからカクヨムを通じて、多くの方々と文字を書き綴る楽しみを共有しつつ、自分の創作を楽しんでいけたらいいなと思う所存。
この近況ノートの書き方もいまいちまだ分かっていないので、最初に書く内容がこういった内容で良いのかすら分かっていないのですが、とりあえず本日はこの辺りで。
今度は【私が小説で表現したい世界とは】というところを実体験などを元に色々と隙あらば自分語りとして書いていこうと思います。
もし、わたくしの作品に興味がわきましたらぜひご一読くださいまし。
全作品
https://kakuyomu.jp/users/limaria_novel最新作
【アイリスプロセス-虹の彼方に-】
https://kakuyomu.jp/works/1177354055059829490※【Re:Maria -天使と悪魔-】→【予言の花】→【イベリスの箱庭】→【アイリスプロセスー虹の彼方にー】と時系列で続く一連の作品です。
単体でもお楽しみ頂けるように編集しておりますが、他の作品と一緒にお読みいただく事でより一層中身が楽しめるようになっています。
かしこ