川住河住

ある日突然、ひらがなが襲いかかってきた。 そのひらがなに触れた人間はみな、頭文字が同じものに変化させられる。 たとえば「す」に触れたなら「酢だこ」「すいか」「スギ花粉」など。 銃で…続きを読む

大学３年生の男子は勉学にアルバイトに精を出し、帰ってくるのはいつも夜遅い時間。 ワンルームの安アパート暮らしで、冷蔵庫には調味料すら入っていないこともある。 だが、神童と呼ばれた（…続きを読む

ぱ～ぷるぱ～ぷる　ぷ～るぷる ぱ～ぷるぱ～ぷる　ぷ～るぷる ぷるぷるはぷるぷるである。 それいじょうでもそれいかでもない。 ぱ～ぷるぱ～ぷる　ぷ～るぷる ぱ～ぷるぱ～ぷる　ぷ～…続きを読む

刃物を持った長い黒髪の白装束の女に出くわすショッキングな出会いから始まり、なぜかいっしょにクッキングする流れに。 「料理」とは接点がなさそうな深夜の大学の研究棟を舞台に、二人の女性…続きを読む

なんとしても痩せたい主人公 「お前の料理なんかに屈したりはしない！」 なんとしても太らせたいヒロイン。 「はい、あーん♡」 そんな二人が繰り広げる飯バトル。 果たしてどんな料理が出…続きを読む

人類が滅びたあとの地球にいる男と38万km先の月面基地にいる女。 それは偶然から始まった文通。地球最後の文通だった。 情景描写や構成、一つ一つの単語が彼らの世界をしっかりと表現され…続きを読む

第２５回電撃小説大賞で多くの応募者の目を止めさせた注目タイトルがカクヨムにて連載決定。 自殺を続ける少女とそれを邪魔し続ける少年。 死神と取引して得た「時間を戻せる時計」をどのよう…続きを読む

作者が子どもの頃に体験したという不思議な出来事をつづった一作。 何気ない日常の中でも不思議なことは起こりうる。 もし、もしもあの時、扉が開いてしまっていたら……。 冬に読んでよか…続きを読む

電話、電子メール、SNS、LINEなど伝達手段がいくつもあるこの時代。 手紙で恋愛相談をすると的確なアドバイスをくれる『恋愛神様』 読者の予想の斜め上をいく展開ともどかしい男女の手…続きを読む

旅する阿呆に旅しない阿呆――その違いをご存じだろうか。 聡明な水尾氏を始めとしたトレンディな読者諸兄はすでにお気づきだろう。そう、「旅をするかしないか」である！ 水尾氏と友人たちの…続きを読む

「ほう。SF。いいじゃないか」 SFを読みなれていない私が少し身構えて作品を読み始めてみると村上春樹作品を思わせる文体で殴りつけられた。やれやれ、この作者は読者の期待を裏切ることが…続きを読む

読者も作中の登場人物も迎えるだろう結末を知りながら、ユーモアあふれる文体で描かれているおかげで明るく楽しく読み進めることができる。ほのぼのとしたシーンに惚気や笑いがたくさん詰まって…続きを読む