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更新のあれこれ雑記

こんにちは、こんばんは。小谷です。
ええと、関東では大雪らしいですね。雪とは無縁の地に住んでいますので、また今日も普通に寒いだけで雪の気配がまったくないです。
大雪に見舞われている方は充分にご注意下さい……

はい、近況ノートの更新ということは大体は決まってますよね。
恒例(?)の活動記録をつらつらと書いていきます。

霊媒堂猫の手、外伝其ノ二、蜘蛛の更新を昨日に終えました。全三話です。あの内容を三話にまとめるのは横暴だったなと今は反省しております。
秋の章にて姿を表した神主、彩﨑と猫の手の出会いだったんですが……のっけからハードでした。
いや、どうなんでしょう。まだやさしい方なのかもしれないですが、私がきつかったのでハードだったなぁと。
本当はあんな風にするつもりはなかったんですよね……まず、構成ががらっと変わってしまったので。
最初は確か、猫の手コンビから始まる予定だったんです。二人がようやく村に来て、そこで世話役の彩﨑に出会う、といった流れ。そこから徐々に異変が〜みたいな。
軽く書くとしっくりこないし、軽々しく書いていい題材じゃないし。どうしよう……と書き出しで詰まったのが欠月終了後でした。時間もおしてるし、これもまたハードという。

「いっそのこと、ガチでやればいいかな」

そんな思いつきが舞い降りてきたらあっさりと書き出しが決まりました。いばら道スタート。
本作、というか別作でも重めのテーマを扱うのが多い小谷ですが、毎回毎回、こういう展開になると自分が追い込まれるといいますか。追い込むつもりが追い込まれてるんですよね。
「よーし、彩﨑さんを追い込むぞー(笑)」と書き始めにほざいていた自分をぶん殴りたい。
とは言え、どうにか書ききることが出来たので今は安心しています。次の更新分まだ一個も書いてないけど^^;
ガチかどうかは分かりませんが、実際の心の病気はもっと酷いでしょうが、症状はあんな感じだと思います。

秋の章を彩﨑さんに注目してもう一度読んでいただくと、また違った見え方がありそうです。あまり登場人物に肩入れしたくない私でさえ読み返してみて「めっちゃ回復してるやん!良かったね!」と思いました。

彩﨑さんが抱え込んだものは蜘蛛ですが、あれは本作の演出上そうしているだけです。
元気がないなとか、眠れないなとか、頭が痛いなとか、そういった症状が出たらお医者さんをオススメします。
多分、話をするのが一番いい解決法なんですけど……話せないから抱え込んでしまうんですよね。そうしてどんどん自分の中に閉じこもってしまう。良くないです。
かと思えば、元気が良さそうに見えて実はそうじゃないなんてのもある。周囲を気にする人がかかりやすい病ですね。お気をつけ下さい。

本編では仁科少年がえらく優しいような。
彼が彩﨑さんに「話をしよう」と言うんですが……あれは、迷った末に出したセリフでした。
そもそも仁科は人の話をきかないので「ブーメランやないか」と何度かツッコミを入れてました。ツッコミを入れまくった結果、あのシーンにおさめました。
それと、鳴海ですね。今回の問題児じゃないかと思ってます。
弐・蜘蛛の網にて、鳴海のナルシスト設定が唐突に出てきました。いつ出そうか迷った結果、状況にそぐわない形で出てきたので問題児です。
そこからの彩﨑ターンは自分でも気持ち悪いなと思ったくらい、文字の並びが酷いわけで。人称とか一応気にして書いてはいるんですが、あれは酷いですね。
三人称から突然、あれ?あれれ?となるかもしれないし、ならないかもしれない。読み方は人それぞれでしょうから、とにかくあの場面で不安になっていただけたらいいです。いや、いいのかどうか……

さて、今回の主役は「蜘蛛」です。
様々な地域で蜘蛛に関する話を調べたんですが、吹山村での蜘蛛は「朝に殺すな」と言われています。見事に朝に踏んだわけですね、彩﨑さん。さぞ心苦しかったことか。
蜘蛛は神様の遣いという話もあるようですが、私の住む地域……というか母が「蜘蛛は殺しちゃいかん」と言って出てきたら外に逃がしていただけで明確な理由や言い伝えは知りません。
母は出てきたイエグモに勝手に名前をつけたりしていました。友達らしいです。
蜘蛛については、殺すなと言われる話だと朝か夜で違ったり、朝も夜も駄目だったり、はたまた夜の蜘蛛は良くないだとか、言いたい放題です。朝は優遇されて夜は駄目だと言われちゃ、蜘蛛もたまったもんじゃないでしょうね。
蜘蛛は益虫なので大事にされるみたいです。だから神の遣いだの優遇されているのではないかな、と私は思います。昔の人は面白いことを考えますよね。こうした調べ物は本当に楽しいです。
ただ、今回、いろんな種類の蜘蛛を画像で見たのでしばらくは見たくないです。
そう言えば、本編の書き始めに蜘蛛を調べていたら、本物が目の前を横切りました。小さいやつです。あれ以来、見てません。どこいったのかな……

それからラスト。猫の手という店名を考えたのは彩﨑さんでした、というのが本編のオチ。これをやるためだけに書いた(わけでもないけど)ような。
意味としては「猫の手も借りたい」からきているので、本編では猫が一切出てこないです。出すつもりがないです。今のところは。だから猫タグもつけられない。つけてもいいのか悩みますが。
どうなんでしょうね(笑)

これくらいでしょうか。難しく重たいテーマばかりですが、なんとなく、今回は私らしさが強く出せたように思います。疲れましたけど。また別の作品にも活かせたらいいなと思ってます。
近況ノートでは猫の手関連しか話してませんね……他にもアンべシルとかうさぎの骸とかなんならラビリンスの話もしたいんですが……キリがないのでやめときます。

それでは今回はこの辺で。
WEBコン3作品を巡回してきます。




《霊媒堂猫の手 更新予定日》
2月より、猫の手は週一(毎週木曜)更新になります。

*1/25 外伝其ノ三 夕立・壱
*1/29 弐
*2/1 参
*2/8 冬の章・空傘、開始



《その他更新予定日》

◆4番街のアンべシル…毎週金曜日更新。次回は第23話。

◆うさぎの骸…第二章・虚実の旅路(第一話)は1/31更新を予定してます。

◆行き場をなくした物語…不定期更新

3件のコメント

  • 小谷杏子さま

    こんばんは。
    関東の大雪は大変でしたー汗
    雪が降った当日よりも、翌日の朝がツルツルに地面が凍っていて、歩くのが怖かったです。

    でも久しぶりに雪を見れて楽しかったです♪

    そして、トイレ小説、読んでいただきありがとうございます。
    お星さままでいただき、とても嬉しいです(>_<)


    私も小さい頃から蜘蛛は殺すなと親に言われてきました。
    そのせいか、今でも家の中で蜘蛛を見つけても外に逃がしてあげます。
    朝蜘蛛はダメと言われていた気がするのですが、朝でも夜でも蜘蛛を見かけたらとりあえず逃します。
    よく遊びにくる蜘蛛がいるのです。同じ子か分かりませんが笑

    今後ともどうぞよろしくお願い致します。
  • 小谷杏子 様
     
     こんにちは、夷也荊です。
     この度は拙作『アスコラク‐雨の日の祈りとナチャートの悪夢‐』に☆をいただき、誠にありがとうございます。

     御作『猫の手』はコンテスト中でも拝読しております。そう言えば最近、図書館にて小谷杏子様の作品と近いのではないか……という書籍を発見しました。YA(ヤングアダルト)の付近で、御面屋が妖の問題を解決するようなものだった気がします。調べてみれば、「青い鳥文庫」なる文庫の列でした。小谷杏子様のファンの一人としては、この列に小谷杏子様作品が並んでいないのが残念でした。

     こちらは大雪で、職場が雪で覆われ、しばし入れないという始末でした。巨大な除雪機はフル稼働。道路は凍って、車があちこちで立ち往生していました。雪がなくても寒いですよね。どうぞご自愛ください。

     それでは、お礼とご挨拶まで。
  • 小谷杏子 様
     
     こんにちは、夷也荊です。
     コメントに返信していただき、ありがとうございます。
     良かった。良かったです。
     『猫の手』は小生の中では永遠です。

     それではお礼まで。
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