遅ればせながら、新年のご挨拶を。
あけましておめでとうございます。本年もカクにヨムに力を入れていきますので小谷杏子をどうぞよろしくお願い致します。
とは言え、近況ノートへの浮上はなかっただけで更新は1月4日から続けておりました。
コンテストがそろそろ締め切り近いので、不参加の私は肩身が狭くなる一方ですね……^^;
ヨム活動も執筆の合間にちょこちょこ伺っています。どれも力作ぞろいで楽しませてもらっています(*^^*)
さて、カク活動は継続でほぼ毎日しておりますが、霊媒堂猫の手が外伝其ノ二まで更新してしまったので其ノ一を語る機会を完全に失っていたことに今しがた気が付きました。
語らなくてもいいか……いや、でも活動記録としては残しておきたい……ので、今回は外伝其ノ一についてざっとまとめておきますね。
猫の手
外伝其ノ一・欠月〜ミカヅキ〜
幕間の鬼灯を書く前から既に内容は出来上がっていました。
過去編や秋の章を作るに当たっていろいろと伏線を張らないといけないなぁとぼんやり考えたのが確か昨年の7月頃です。同時に外伝3つのあらすじはこの頃に決めてました。書き始めは8月ですね。その時点で欠月の壱が途中まで進んでいました。
これのおかげで秋の章が書きやすかったです。
本編は、18歳の仁科と鳴海。二人が権堂家を追い出されて岩蕗さんに引き取られて、その家も出た後のお話。
この時、仁科のキャラクターが完全に変わってしまったんですが、本編の通り生意気で仏頂面で高慢ちきに描いてます。
笑みと穏やかな喋りが変わっただけで、本人の変化は特にないです。ありません。落ち着いた感があるだけで、山彦での岩蕗さんの言うとおりなんにも「変わってない」です。
一方、鳴海もあまり変わってないんですが……外伝での鳴海は比較的大人しく臆病に描いてます。視えるようになってまだ三年ですから、慣れてないというか。
そしてわがまま。躾の厳しい家でしたが他よりもいいとこのぼんぼんなので、つい甘えがちになります。
そんなわけで力関係が逆転しているように見えますね。仁科が鳴海を引きずっていく感じ。
でも、これは櫻幹と蠱独でもそうなんですが……二人共、7年経っても中身が変わらないようですね。
はい、問題の欠月ですが、これは私がよく使う表現を元にしました。
「ニヤリと笑う」という描写にあらゆる場所で「三日月」を使うんですが、それを使ってみました。
内容はただただ可哀想な話なんですが……それに、鳴海を池に落とす気は最初の時点ではありませんでした。
なんか、二人が池まで行ったから……じゃあ、落とすかなぁ……みたいな、そんな軽い気持ちでしたが上手くまとまって良かったです(しかし、いいのか悪いのか)。水に落ちるのは蠱独を思い出しますね。
どうして男は女を殺したのか、という真相ははっきりと書いてませんが……うーん、一応理由はあるんですけど、単純なことでして。
妻子がいるのに関わらず、関係を持ったけれど次第に女が邪魔になった、とか。女癖が悪いんですね。幽霊ものは悲しい話になってしまいがちです。
あと、この話のせいで、幕間・鬼灯にて仁科が宇山を疑ったという隠れエピソードがあります。
幕間なのに、いろんな伏線を張ってしまいました。今後も要注意です。
次のお話は、小谷のお気に入りキャラ彩﨑のお話です。
外伝其ノ二・蜘蛛〜クモ〜 壱は本日更新しました。しかし、まずはその前に小休止からお読みください。
仁科が喋ってるだけですが、まぁ、どうか聞いてやってください。
それでは、そろそろこの辺で。
外伝其ノ二が終わったらまたひょっこり更新するかもです。
最後に。
カクヨムコン、参加者の皆様、あと一息です!頑張ってください!
《霊媒堂猫の手 更新予定日》
*1/18 蜘蛛・弐
*1/22 参
*1/25 外伝其ノ三 夕立・壱
*1/29 弐
*2/1 参
《その他更新予定日》
◆4番街のアンべシル…毎週金曜日更新となります。次回は第22話。
◆うさぎの骸…第二章・虚実の旅路(第一話)は1/31更新を予定してます。
◆行き場をなくした物語…不定期更新