肉弾黒人士大夫と芋蛸南瓜
クロンボ系と言ったら、士郎正宗『アップルシード』デュナン・ナッツさんは東アフリカ系であった。士郎正宗先生も、クロンボのバリエーションは出すけど中尾佐助説に出て来るホルスタイン柄の雑種人間を出さないんだよな。
スペインの皆さんがインド洋と称する大西洋の果てに発見せんとしたアマゾネス。
アマゾン川とかカリフォルニアは有名であるが、コロンブスがカリブ海の土人と身振り手振りによる会話で、そこからの南方に「マティニーノ島(女性だけの島)」があると知ったさうである。「見ず知らずの上に体系が異なる言語圏人同志での会話でここまでの意思の疎通は成立するのか問題」は、多分マリネラ(魔夜峰央『パタリロ!』によればカリブ海に浮かぶ島の国で島民は欧州人との意思の疎通がでk あぁさう言へば私はマツリ林とやらの端っこであの潰れアンマンからの直接の徴税@三万八千円をされてるんだった。なほ土人には納税の義務がない)を想定すれば万事ばっちりつじつまが合ふ気がする。
南方熊楠は、「ヴァギナデンタタ」伝承に関し、有歯膣傳承は夥しく世界中にあるので普通の奇形ではと言ひながら、沙流アイヌの傳承での、さう言ふ特徴(その歯は夏に生え冬に散る)を持つ女だけが住む島メノココタン島へ到達した、最上徳内(アイヌのますらを共とか引き連れて北方探検をした、までは史実らしい。彼はアイヌの人と仲は良かったらしいとみなもと太郎『風雲児たち』に書いてある)が、土人へ下の口で刀の鞘を咬んでもらったら歯型が(痛い痛いってちんちんぢゃないけどいやぁああ)、と言ふのを紹介してゐる。また完全に別個で知里真志保さんが収録した伝承によれば、太平洋上にあるメナシパと言ふ島の土人メナシホクコルは、有歯膣の女性だけで、東の風を受けて孕む。のでアイヌの野郎どもは、東の洋上でその島へ行った時のために、娘さんの歯を処理するための鞘を鹿の角で作って携帯したさうである。耳嚢にも「アレに歯がある美人のお姉さんを娶った後ごおるでんディルドーぶっこんでなんとかした男」の話が収録されてた筈。
猩々 野婆とかなんかの一種。髪の毛は黄 体毛は白、裸 はだしで血が赤い。女性だけで、ホモサピの野郎を見るとこましに来る。荒俣宏『世界大博物図鑑』にあった。支那の文献にあるらしいのだが原典が不明。
慧深和尚がAD499年に、一応アメリカと言ふことになってゐる辺りで発見した土人B 全身ふかふかのもふもふで女性だけで、生後四年で成人する。水中に入ると孕む。いはゆる乳房はないが、首の後ろにある体毛から乳は出る。
カリフォルニア島。義に熱い戦闘民族系の黒人女性だけで構成される土人は、敵国の捕虜などを繁殖に使ひ、その後に処分する。多分ご都合主義的に旦那の非ニグロイド的な因子が潜性遺伝するので、子供は「ニグロイドの子供」らしいのだが、ただ、男も生まれる。この子も処置される。そんで土人と野郎ども込みで、奇岩に囲まれた島へ穴を掘って生活をしてゐる。ので、海軍がある(『エスプランディアンの武勲』p432)。島は金と宝石の鉱脈がうにうにしてゐるのはよいのだが、グリュプスの他に、耳がでかくて鼻面がなくてタスクがすごい、巨獣がをり、いろいろあってエスプランディアンさんの親戚筋と結婚することになったカリフィア女王陛下が、それに乗って式を挙げる。『エスプランディアンの~』なんか知らんけど「北米」のカリフォルニア島の地図が裏表紙に載ってゐる。
『アフターマン』のキモカワ生物トルゥティール(長い耳を地べたへつけ、地下を動く虫などが動く音を聴いて前歯が発達した嘴!!をぶしってやって食べる、ジネズミでわかんなきゃうさみみモグラでいいです)、小さいけどうーん、知的生命体のゐない退屈な世界だけど駄獣みは、砂漠のデザーとリーパー(トビネズミだかトビウサギから進化したでかい齧歯類 後ろ足だけ駱駝蹄で、尻尾の付け根に栄養をためる器官がある)が、いい感じの筈 鼠の仲間だし。
芋 Alum(サトイモ系)あるいはタロにするかなんか。ジャガイモ~。あとヤム(トロロ系)。ナス科だからマンドラゴラとか(アジア系マンドレイクは根っこも有毒だが、ヤムにしてもジャガイモにしても、一応まぁ有毒だ)。えー、漢方薬の本で、mandragora caulescens(茄参)中毒に対し生食すると効く植物として、皮が緑色のジャg(そっ閉じ)。
タコ カリフォルニア島の土人は、イスラム圏と仲良しだけど非アブラハムズカルトっぽい異教徒なのでたこを食へる筈。バリかどっかの非イスラム圏もたこさん駄目だった筈(仏教と他がなんか混ざってた筈)だけど。
なんきん 日本国語大辞典によれば、a支那人b小さい者(可愛い者) ときてcカボチャを指す。
飼兎の「なんきん(漢字は「熟兎」)」とか、南京鼠とか、さう言ふ皆さんのそれは、発生地とされるところでなくて、ちっちゃいもふもふなので、と言ふ可能性があるらしい。
マザーグースで 三人のjovial China(オウフ) がどうたらと言ふのがあるが、それの北原白秋訳は「すっとんきょうななんきんさん」。後の者では「三人のウェールズ人」となったやつが収録される。人種差別でヘイトで―の次に、ウェールズの人と支那人はイングランド人的に同じカテゴリーで良いらしい。
そこそこでかい島で、山とかあって、天然のビニールハウスがあるやうななんか。ヒマラヤの山に生えるなんとか言ふ植物は、寒いので紫外線は通す構造の葉っぱで全身を覆ふ。さういふ機能を持つポリマー系の者を吐くなんか。蟻とか菌類とか。による窓。シダとヒツジとバロメッツ。極めて危険だが、ソーセージかまうちょっと大きいサイズで双子か一卵生レヴェルで遺伝情報を共有する繁殖雌@総勢云百匹の蟻だか蜂だか蜘蛛でもいいかうーんかなんかで、採光用の窓を作る巣を作る生物の可能性。
生きてるか死ぬかして金だけを触媒にコンクリーションを行ふ海生生物の言訳。偕老同穴とか珊瑚のやうな。あるいは、女護ヶ島であるにも拘らず鉱山タブーがなぜか存在するとか。ウンコを触媒としたコンクリーションと言ふとまだ行ける感じが。グリュプスうんこノジュールが金で出来てて、とか。ヒョウタンゴケ―。
村上龍『五分後の世界』えー。傭兵の輸出とか、東アジア人しぐさとしての穴掘りの暴走。分断国家と言ふのはー、うーん。
他の 大東亜戦争での分割統治案だと確かに、北海道~東北区@ソ連領、四国@支那領、九州、中国系@英国領で残りがアメリカ領(東京がその諸国でシェアされる)とされるが、本シリーズでの北海道~東北区@ソ連領、四国@イギリス領、九州、中国系@支那領で残りがアメリカ領、といふの、『刑事フォイル』やレイモンド・ブリッグズ『エセルとアーネスト』にでてくるWW2(軍需供出とかある)最中から戦後のUKを見ると、説得力がなんか。
浮草系の浮稲ヒグロリザアリスタータは、大昔、パキスタンがまだベルチスタンですらなかった頃のその辺で食はれてたらしい。
以下2023年五月十日追記
Pelta なんか木材に皮を張った盾。南方熊楠の頃から訳語が「円盾」なのだが形状は円でなくて太りだした上弦の月のやうな形をしてゐる。WIKIの記事ではソース無しでそれを使ふ兵士ペルタストを上げる。新紀元社刊の武器防具関係の本では、アマゾネスが使ってゐる、スキュティアの民族武器、とある。そのペルタは生物学関係で 植物の形を指す語で使はれ、さう言ふ形の葉っぱが認められるウツボカズラ、トリフィオフィルム(食虫植物の一種)、アサザ、ヤツデグワ(なんか凶悪な雑草)、あと士郎正宗の方『攻殻機動隊』のアンドロイドさんの名称に使はれる「トリコデルマ」って黴の一種「カラスノボタンタケ」、瀉下剤の原料を吐く植物ポドフィルム、藻類の一種、コマツナギ、ハンゲの一種、etcetcに蛇(尻尾にさう言ふの付きのがをる)、クロオビメガネヒタキ、クモ、鎧龍(ジアペルタさんと言ふのがをる)、とかにもペルタタエだかペルタトゥムだかがつく。
ペルタタエ Peltataeのラテン語をGoogle先生に翻訳してもらふと「皮」なほ食虫類のinsectvore はグーグル翻訳で「食虫植物」。 の化石種で「ハリネズミっぽい生き物」Erinaceidaeは「ツツジ科」。そのツツジ科の食虫植物に属するProterixは、足が発見されてない。額に装甲みたいなのがある。