チャールズ・L・ドジスンはさう言ふわけで、吃音症なので「Do Do Dodgson」と言ってゐた。ペドフィリアはある種のスティグマっぽいけど吃りはなぁ。
C・ドジスン大先生とアリス・リデルさんは、『不思議の国のアリス』のネタ元になった川でのボートに乗った時を、述懐する際は揃って仲良く、「あの晴れた黄金の日々」と言ってゐるが、ヴィクトリア朝の気象庁の記録によれば、その日は曇り時々雨ださうである。ちゃんとした方向への歴史修正がなされてゐるらしい。そしてアリスさんの息子さんのキャリルさんの名前のネタ元がー なんか吃りの数学者でないらしいんだけどもー。
英語圏の土人はDodgsonを「ドッドソン」と発音してゐるさうであるが、D音に軽くZ音が入る日本語圏の土人の耳にはドジスンて聴こえちゃふよな。
さう言へばドードーは、ロドリゲス島とモーリシャス島と、レユニオン島にゐた上に、鳩系とトキ系(レユニオンドードー)と言ふ二種の鳥がああ言ふ形になった進化の究極である。ソリテアはあまりドードーみがないが。
さう言へば宮崎駿御大もツイッターとかでやはり「ロリコンと言われているがでも爺さん婆さん書くの好きだよね」と言ふ指摘をされてゐるが、『水彩画集ナウシカ』か『Art ofナウシカ』のどっちかによれば、『ナウシカ』のトリウマは、「ドゥ―ドゥー鳥」を参考に書いたさうである。ドードーみがないが。
ルイス・キャロルの諸作品(『鏡の国のアリス』『スナーク狩り』)に登場するジャブジャブ鳥(Jubjub bird)は、DoDoを、「しろ、しろ(Do Do)」といふ英語と言ひ張り、なにをと言はれると、Job、Job(仕事)!と言ふしょーもないアレから、できたらしい。指貫きを提供するドードーが出るのが『不思議の国の某』で、ジャブジャブバードが何となく出るのが『鏡の国の何某』。
時計ラビットがメアリー・アンと林檎掘りのビルを従へてどうのはいいと思ふけどもいいや。
Jubjubbirdは自暴自棄で荒っぽくいつもさかってゐて、遭遇した際にはBoxer並みのJabを繰りだす可能性があるらしい。ペンギンのペチペチとか戦闘用翼を持つクセニシビスとか、鳥パンチは怖いよー そして、それはBeaverとカストール専門のButcherの間に、「種族を超えた愛!」を興すほどに何かがあるらしい。「おがくずと伴に煮、にかわと共に塩漬けにし、イナゴとサナダムシで味を濃縮」すると牡蛎やラム肉や卵よりうまいと言ふ描写を、暗黒のヴィクトリアンの食糧事情と取るか、ブラックすぎるユーモアと取るかがアレ。
ジャバーウォッキーのManxomeについて、『幻獣大全』では「ひとごろしき」と訳した上でその語は恐らくMan(男) Manx(マン島の)とFearsome(おそろしき)の合成語であるとして、マン島との関連を示唆してゐるが、2020年にも出てゐる『詳注アリス』(『かつらを被った雀蜂』まで所収の新訳)の高山宏訳では、Manxomeを「まんとうがましき」としてゐる。ここでも一応、マンクサムとマン島を関連付けてゐるが、ルイスキャロルがどの辺まで関連付けてるかは不明である。
マン島の名のモデルになった魔術師マナナン(Manannan)が、海関係で三本足である件…熊本には何でもあるんだ!だからマン島の習俗くらゐ流れ着いてたって不思議はない!!アマビエ=マン島起源説は、無理がありすぎるが(気弱)
マン島と言へばマンクス フィノデリー うむ。ジミースクエアフット(猪妖精らしい)とそれを駆り大地や海を駆け回った巨人フォールの関係はよいと思ふ。フォールさんは名前さんのデフォルトさんがモリーさんらしい。