使徒エリヤフ Elijah אליהו
何人かゐる上Jeriahさんもゐるが無視して ティシベびとのみ。
御言を預かる者であったがアハブ王に迫害される。アハブは「父の兄弟」の意であるが、アッハーバー(性愛)との語呂合せから、エロ本の図書館を作ってゐた傳承がある。あーどうせ陛下の御製のそこには、すでに「ペニバンつけた娼婦が野郎のアナルを犯す」(私が知る限り清朝支那に出てる)「女性の命令で美少年がホモを強制させられる」(『千夜一夜物語』にあるさうである)シチュの出る書籍があるんださうなんだ。
アハブ王妃のイェゼベル(バールの尊称ゼブルがどうたらの意)は、旦那へさう言ふ宗旨替へをさせる。
と言ふわけでエリヤフが迫害され涸れ谷にあった時、何故か集まる水を飲み、カラスの齎す肉とパンを食べてゐたと。これに関し、カラス(オレヴィーム)はアラブ人(アラヴィーム)の誤記であるとする説が定説の筈であるが、『聖☆おにいさん』によれば、
・・・カラスってサブレちゃん(鳩)より使用頻度低いよなー。肉とか食べるときはカラスのがいいと思ふけども、はい。
その後ある女性の所で何とかする。『列王記』のこの辺で、油を小麦粉を絶やさず提供し、お世話になってる寡婦の息子さんがお亡くなりになったので
「おぉ神よ、私とは無関係の子供を殺すんですか」
と言って何とかさせる と言ふところを見ると、天主様が
「エリヤフは儂が育てた」
とみ告げをなさるやうな、逆刷り込みが。
いろいろあって、次期王イエフを指名し、エリシャを弟子とする。エリシャが禿げで、どうのと言ふのをフォローさせて頂いてたインテレクチャルな方二名ばかりがご存じで、ちょっとアレ。旧約は全人類の知的共有財産である点を知ってても。御言葉を預かる者は
「禿げ頭登ってこい」
とか言はれても笑ってスルーだと思ふんですが。
燃える馬に引かせる燃える馬車に乗るといふかっこいい昇天がどうの。
なんか、雨をアレする関係でキリスト教がロシヤへ行き、東スラヴの民間信仰と習合した際に、雷神ペルーンと習合し、神イリヤとなった。雨と雷の支配者であるイリヤは、レーシィの守護神らしい。『幻獣大全』によれば森(レス)をうしはく精霊レーシィは、「酒とギャンブルを好む」といはれ、しばしば森の獣をかけてトランプゲームをする。
賭け事好きで酒が好きな性格は、汎世界的な精霊の特徴であり、水木しげる『妖精大百科』では、19世紀の話として、シベリヤのレーシィが博奕で負け、罰ゲームであるくまねずみを追って自分の縄張りへ帰ったと言ふ話が収録されてゐる。あぁ、メインは酒がどうたらであった。
聖イリヤの日である七月二十日は、悪霊を退治すべく聖イリヤが炎の矢を放つと言はれる。ので百姓はこの日には、神イリヤを恐れて家へ引き籠る。また悪霊が家畜へ入るので、この日はさう言ふのも家から出さない。神イリヤさんは、なんか絶対往年の黒田羊介さんが声当ててる。