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アルムでポン

 きみの話している口は、可愛い。(雅歌4:3)
 きみの話している口(ミドバーレーク)は、可愛い(ナアウェ)と言ふのは、
ミドバール(荒野)を彷徨ってたら、ナアウェ(牧場 文明圏なので癒しの地ならしい)にあったとかのニュアンスがあると言ふのが、岩波聖書翻訳スタッフの説。

その前の「きみの唇は、紅い糸のよう」から、アーサー・コナン・ドイル大先生が、『study in scarlet』(緋色の、研究だか習作だか)と言ふタイトルを はいいや。

放牧 ほったらかし 牧草の栽培とか管理をしないと土地が丸坊主になるか樹木が生えまくる、が最強の牧畜

 青刈 冬とかに畜舎で飼ふ、稲藁と言ふ最強の飼料で育てる、他は、草を刈ると言ふえらい面倒な真似をさらす。青刈文化圏人は家畜の飼料と言ふ発想がない。

 乾草法とかサイレージとか あぁ、『百姓貴族』は面白いなぁ。

 牧草としてのマメ科植物の伝播あるいはルサーン流竄
 まづ古代オリエントで発見、栽培される。ペルシャ軍がギリシャをボコった際にヘレーニス文化圏へ伝播する。
 後にローマでも栽培される。この辺は軍馬の飼料として栽培されてゐる。

 ほんで支那へは、前漢の武帝が命じて、張騫へ行かせたトルキスタンからお馬さんのオプションで来てゐたので、その頃は飼料だったのだが、
 後の支那人は、ルサーンスプラウトをホモサピの蔬菜として栽培。秋津島へは、来ず。(別ルートからレンゲだかゲンゲは来てる)
 アルファルファのジュースってアレなんか(荒川弘『百姓貴族』によると)。

 欧州で栽培されまくるのは近世に入ってから。
 
あるふぁるふぁぁ!!

 秋津島では、方荒しとかの休閑耕作地があったし牧畑と呼ばれるあれがあったわけなので、なんとかなる気がする。

 全然関係ないけど、中尾佐助先生も飼料でカボチャとかと、ルタバガだかビートだかの蕪系は上げるけどお芋さんを上げてない。『異世界居酒屋「のぶ」』に出てくるお芋さんの描写、若干里芋風と言ふのが、欧州みのある異世界で説得力のあるやつで良い筈。ピーナッツ支那起源説は置いといて、豆が地べたへ潜る系のお豆さんはアフリカに生えてる。

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