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なんか武人関係

 修羅道 らごら びましったら 勇健 月鬘 阿修羅道があるらしい。
こっちは十億年単位で戦ふ、比較的いい世界

 愛宕神社ではなんぞ猪飼ってたらしい。

 ギリシャ神話からインド神話に至る関係で、アドニスは関係ないか、マルスと摩利支天が猪を構ふといふ点が挙げられる。そして摩利支天は普通女神であり、マリーチの頃でも猪頭とかである。さらに北欧神話のトゥールの方もいのししを伴ふさうである。フレイ(グリンブルスティ)とかフレイヤ(ヒルディスヴィーニ)の他に。

 なんども言ふが、六道輪廻の内、比較的良い道に、天、人道とともに修羅道が入る(WIKI説によれば修羅道は元天道だったのがのちに分岐したもの)。かの北欧の、ますらをは戦で果て、死後来るべきラグナロクに備へ、戦の野で演習にいそしむエインヘリアル、の出方に似る。

 WIKIでエインヘリアル見たら死後の英霊の皆さんは「殺しても翌日蘇るイノシシのセーフリームニル(ゼーリムニルとも)」のお肉を食ってた。いいけど山羊さんのヘイズルーンさんはたしかトネリコの葉っぱかなんか食ってた。英語でいふブラウザーなのはいいとしてなんかそのぉー うーん。

 アト・ド=ヴリースによれば、シャーマン的な職業の人は、兼業で豚を飼ってたらしい。豚は死の女神へ捧げる生贄ならしいのだが、そこの根宜様屠りといふか祝様つうかなんつうからしい。ジャパニーズ祝様が「屠り様」である可能性の傍証として、ニコライ・ネフスキーは「血をなんぞエネルギーとする秋津島の信仰」らしき伝承を収録してゐる(『月と不死』いろいろあってとても面白い)

 まぁ関係ないか。ガリア(大陸ケルト)の人の、ローマ人に発見された部族がニワトリさんトーテムかなんかなので彼らの呼称が「鶏一族(GALLUSの皆さん)」なのだが、猪トーテムの方がメジャーだったらしい。主神ダグダの脇に豚かなんか(“殺しても儀式を行えば復活する”もの)ゐたけどいいや。島ケルトはアイルランド(島の名前エリンは「豚の島」であった)、スコットランドの他、ウェルシュケルトの伝承とか地名とかでも豚がそこそこゐる。

 巨人を乗せて海などを渡ったブタ、「ジミースクエアフット(角足のジミー)」 はいいや。マザーグースでは、Sow(雌豚)はsaddle(鞍)を乗せる。PigはWigをつけてたとかなんとかのやうなものらしい。SwineはSowと同系らしい。styに関するいろいろを忘れてゐる。多分スチュワードも大昔は偉い職業だった筈。

 落合淳思説で、「家」は、「儀礼場」を指す宀に、犠牲の獣であるいのしし(豕)を描いたもの。なほ白川静説で豕は犬で、家は犬牲を屠って儀式を行った場所。落合説では宀に豩みたいなのの略字が我々の使ふHouseの方の元の字ださうである。・・・落合先生が「類(天の神様へ捧げるお祭り 犠牲の犬を屠る)」「器(ノリト入れとお清めのための犠牲の犬)」「尤(犬屠り)」「祓(犬を屠って邪悪を祓ふ)」「狄(犬焼きの呪術でやっつける儀礼でないと怖くて表現できません系北方の蛮族)」とかに関してなんと言ってるか忘れてゐる。

うーーーーーーーーーーーーーーーーー、む アマゾン関係
 エルヴェ・マソン『世界秘儀秘教事典』によれば、楽園を守るのがアマゾネス。アマゾネスはオリュンポス山へ来るよそ者を防いだといふ。
 ヘロドトスによれば、船で漂着したアマゾネスの皆さんが土人の皆さんとだんだん異文化理解を徐々におもむろにやってをる。
 騎馬民族らしい。WIKIにある「レオタードのようなもの」は、宮崎駿説における騎馬民族の衣装デザインのエビデンスでいい筈。でも船の操法を知らなかったので困ったらしい。

 クレオヴォロイ(クレアが肉でvorreが「貪る」)と言ふ呼称がアイスキュロス「救いを求める者たち」にある。名詞について、英語版WIKIにあるイランの 民族名 「ha-mazan- 'warriors」と関連する可能性とか、アイスキュロスのスティガノール 「すべての人間を嫌う者」ヘロドトスのアンドロレテイライ「人の破壊者、殺人者」が使へん可能性が一応ある。F・コント『ラルース世界の神々・神話百科―ヴィジュアル版』で、アンティアネイライ 「人間に相当する」「アンドロクトノス」(男殺し)は確認しえた。

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