カクコン10、始まってからついに三週間が経過しましたね。
もう完全に出遅れてしまった感じはありましたが、ようやく新作のホラー長編を連載開始できました。
「パルメザンのちっぽけな祝福」
(
https://kakuyomu.jp/works/16818093090706997550)
この作品は、シャム猫のパルメザンと、幽霊少女のミズナちゃんという、一匹と一人が主人公です。
大好きだった飼い主の「おばあちゃん」に死なれ、悲しみに暮れる中で、パルメザンは「幽霊が見える」ようになります。
町には大量の幽霊がおり、その幽霊が干渉したことにより、人々が「呪い」を受けて死亡するのがわかる。
言ってみれば、「呪怨」みたいな感じに、世の中に霊的な呪いが蔓延していて、次々と人々が犠牲になる状況が出来上がっています。
そんな状況に、霊能力を獲得した猫と、呪いによって命を落とした女の子の幽霊が関わって行き、呪いの正体に迫って行く、というミステリータッチな物語となります。
作中では「幽霊を認識する」という段階で即座に呪いが発動し、人間はほぼ100%死亡。でも猫であるパルメザンにだけは呪いが効きません。
だから、うまくパルメザンが誘導して人間を守ることも可能だし、逆に人間を幽霊のいる場所に誘い込み、命を奪うことも可能。
最終的にパルメザンが人間の味方となるのか、それとも敵となるのか。その点の本作の見所となります。
現在はまだ二万字程度しか書けていませんが、プロットは完全にできているので、年内には完成を目指したいです。
連載開始まで三週間も遅れてしまい、結構スケジュールがきつきつな状況になってしまいましたが、その間に「ちいさなちいさな黙示録」をかなりの人数の方に読んでいただけ、星評価やレビュー、更に絶賛のコメントなど頂けたので、こっちが遅れたのもそれはそれで良かったのかな、という気持ちもあります。
今度の作品もドラマ性やミステリー性、世界観などを練り込んだものとなっているので、是非ともお読み頂ければありがたいです。
よろしくお願いいたします。