KACの第一回も明日のお昼で終わりですね。
やっぱりわかってはいたけれど、四日で一作品を仕上げるのは、カクコンの期間とは全然わけが違うなあ、ということ。
それにもかかわらず、果敢にミステリーで挑んでしまったので、締切に間に合わないんじゃないかと冷や冷やでした。
市松さんちの育毛事情
(
https://kakuyomu.jp/works/16818622170533323575)
雛祭りらしく、今回は素直に「雛人形」たちが主人公の話です。
ある時、雛人形の左大臣は自分の「髪の毛」が急に伸び始めているのに気づきます。「これじゃ呪いの市松人形じゃないか!」と家族に不気味がられるのを懸念する。そして実際に不気味がられる。
そこで、家に住む『父親』が突然あることを言い出す。
「この家は実は事故物件で、人が殺されているんだよ」と。
そこで殺された人形師の女性の呪いにより、人形たちの髪が伸びているのか。
このままでは呪いの人形として『人形供養』に出されてしまう。我が身を守るため、人形たちは必死に未解決事件の解明のために推理を働かせます。
……という内容です。
正直、KACで出される作品は1000字から2000字が基本なので、そこに9000字のミステリー作品を出すのは「空気読めてない」って思われないか心配なのですが、自分の中で納得のいく形を追求したらこんな風に……
それでも妥協なしに自分の信じる面白さ、新しい形式性を追求したものなので、是非とも手に取っていただければ幸いです。
アガサ・クリスティの某作品にも挑戦してみた感じなので、それのら好きな方にも是非とも読んで頂きたいです。