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レイの禁忌

ハワイと言えばレイ。
花を編むのが異常に好きな私は、花編む仕事があるなんてハワイ人になりたい! と嘗て思いました。ですが、レイは簡単に作ったり、あげたりできない代物のようです。

・心や愛を込めて材料を集め、作る。

これは良いのです。いつも私もしております。
しかし、

・レイの受け取りを断ってはいけない。

……え、真心籠ったものなんて私如きが受け取れません、という感覚はハワイではアウトですか?

ハワイで愛のプレゼントと言えば、レイらしいのですが、好意のない人に愛の籠ったレイを渡されそうになったら、どうするのでしょう?
拒否権無し、ということは、レイは受け取り、大切にするけれども、愛情の方は御免なさい、という対応があるのか。
それとも告った者勝ち。告白された方は一度はお付き合いするしかないのか。

後者の場合、アロハ♪ なイメージを覆す、現代日本人には怖い昔話です。
今でも、その辺を知りたいと思っております、レイの謎。

愛や恋や色への大らかさが違うのかもしれません。
愛を受け取ったら「有難う! さよなら!」で良い……?

ここが判らない為、小説でもレイを出すのを迷いました。
現実のハワイのお話ではないので、違う習慣になっていても良いのですが。外国人が勝手な扱いをしてハワイ文化を冒涜している、となってはいけませんし。

因みにケアヌ君の作ろうとしていたレイは、写真のような粒を連ねたもののイメージです。
急遽、写真の珊瑚を首や腕に巻き、音や感触を確かめました。肌に直接は少々、痛いです。

……近況ノートの通知の行く方、近頃、煩くて御免なさい。
何とかキリの良いところまで、この話を書き上げてしまおうとモチベーションを再び上げているところなのでございます。

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