これもまた前回からの続きで、頭の中に溜め込んでいる超長編についてのあれこれって話になる。
超長編といっているものの、実際に書き出す際は、一つ一つが独立した作品に仕上げたいと思っている。
シャーロック・ホームズシリーズのように、どの話から読んでも面白い作品にしつつ、作品を追っていけば、細かい話の繋がりに奥深さを感じるような作品。
口で言うのは容易いけれど、さてさて。
主人公級の人物が9人(もしくはグループ)いるとして、それぞれのシリーズを作る。(小説ジャンルも違ってくるだろう)
シリーズの枠を越えて登場人物が協力する大ストーリーを作る。
それとサブストーリーを合わせると108作品になるといった具合。
私は前々からMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)やDCU(DCユニバース)といった、アメコミのヒーロー達が一堂に会する作品が大好きで、あのワクワク感を作品に取り入れたいと思ったのだ。
例えば前回の記事で書いた「二重人格の娘と父親」。この二人の周りでは怪しかったり恐ろしかったりする出来事が起こるのだけれど、この二人にはその出来事を解決する能力はない。ジャンル的には(パニック・スリラー)というか、窮地に陥った人間の心情なんかを描きたいと思っている。
で、その怪しかったり恐ろしかったりする出来事ってのは別の人間が解決する事になる。それが「語学教師と娘」であったり、「夫を殺された女」だったりするのだけれど、それぞれが違った切り口で出来事の対処にあたる事になる。
「語学教師と娘」は推理的展開(ミステリ)で話を進めるのに対し、「夫を殺された女」は(サスペンス)要素が全面に出てくるといった感じ。
時には主人公同士が疑いあったり、協力したりする事もある。
ここまで書いていて、果たして自分の技量で書けるものなのかという疑問が沸いてくるのだけれど、それはそれ。構想を吐き出すってのはえてしてそういうものだ。