現在、スティーブン・キングの「ドクター・スリープ」を読んでいる。
ここ半年あまり、図書館に行ってはスティーブン・キングと星新一、たまに伊坂幸太郎なんてサイクルで本を借りて読んでいた(本を一切読まない時期もあった)のだけれど、そろそろこのサイクルにも飽きて他の作家さんにも手を伸ばそうかな、と思案していたのが年明けの5日。
私事が重なり、一気に読破という訳にはいかない現在、なぜかまた黙々とスティーブン・キングを借りて読んでいる。
それというのも、この「ドクター・スリープ」の紹介文が秀逸すぎて、読まずにはいられなかった為だ。
以下、紹介文(表紙を開くとその裏に載っているあらすじ的なあれの事)
名作「シャイニング」から36年ーー
あの惨劇を生き延びた少年は心に傷を抱える男となった。
不思議な力を持つ彼を、ひとは『ドクター・スリープ』と呼ぶ。
雪に閉ざされたホテル〈景観荘(オーバールック)〉。そこは悪霊の棲家だった。30年あまり前、管理人の男が錯乱し、ホテルは惨劇の末に焼け落ちた。からくも生き延びた少年、ダニー・トランスーー悪霊にとり憑かれた父の凶刃を逃れた彼は、痛みに満ちた人生の末、いまホスピスの職員として静かに暮らしていた。死にゆく者を穏やかに逝かせる力を持つ不思議な男、「ドクター・スリープ」。それが現在のダン・トランスだった……。
そこから30キロ離れた町で、12年前にアブラという少女が生まれた。利発な少女に育ったアブラだったが、彼女は赤ん坊のときから不思議な力のきざしを見せていた。予知能力、あるいは念動力。それはダニーの持っていた『かがやき』を思わせる能力だった……。
そしてふたりから遠からぬ街道を、キャンピングカーを連ねた者たちが往く。小さな町をめぐりながら、彼らは、忌まわしい犯罪をくりかえしていたーー不思議な能力を武器として。
徐々に接近してゆく三つの物語。それぞれに秘められた因縁。巨匠スティーブン・キングが満を持して叩きつける、あのホラーの金字塔「シャイニング」続編、登場。
いやいや、この紹介文を読んで、読みたくならない人間なんていないでしょうよ。