カクヨムに登録した当初から、いや、もっと前からかも知れないけれど、こんな物語を書きたいなあと構想を書き溜めている話がある。
私の中ではこの話を書き終えるというのが創作の最終目標だったりするから迂闊に書き出したくないという気持ちがある。技術に自信が無い。
元々、私は群像劇というものが好きで、この話にも多数の登場人物が出てくるのだけれど、その一人一人に主人公級の話を用意したいというのが発端。
9人の主人公(サブキャラクター多数)それぞれに9つの物語(81話)
9人の主人公が交わり合う大きな物語(9話)
サブストーリー(18話)
全部で108話の壮大な物語だ。
舞台は大正初期あたりの日本をモデルにした世界で、ミステリもあればファンタジーもある(主人公毎に小説ジャンルが変わる)のだけれど、バラバラだった登場人物達の行動が一つの大きな謎に向けて収束していく。
身分を偽り語学教師として日本にやってきた男とその娘。
過去に夫を殺された女。
二重人格の娘を守る男。
世界の裏で暗躍する組織の部下と上司。
日々をダラダラと過ごす書生。
新設された鉄道会社で働く車掌。
誰にも気づかれず彷徨う幽霊。
後に大犯罪者となる青年。
そして◯◯。(秘密)
序盤の展開(だいたい27話分)の骨子は出来ていてノリで書き出しちゃえばいいんじゃないのと思うこともあるけれど、いやいやまだ書くには早いんじゃないかなあ、とあれこれ理由を付けて温め続けている。