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悪魔のトリレンマ

トリレンマ:

①〘論〙 ジレンマ(両刀論法)がその選言的前提において二つの選言肢を有しているのに対し,三つの選言肢をもつものをいう。三刀論法。

三者択一を迫られて窮地に追い込まれること。

インフレーション・失業・国際収支の赤字が同時に発生している状態。需要を抑制しても拡大しても三つを同時に解消することはできない。
(weblio辞書)

トリレンマというワードを最近知ったので色々考えてみた。

悪魔が人間と契約する。代償は魂と苦痛。
しかし人間はある症状で苦痛しか感じる事が出来なくて、悪魔との契約こそが安らぎであると告げる。
悪魔は人間と契約したいが、しかし安らぎは与えたくない。
人間の手助け(症状改善)をしてからの契約ならば、無事魂を回収出来、苦痛も与える事ができるが、先に手助けするのは悪魔規約違反。
つまり、契約すると魂を回収できるが安らぎを与えてしまう(1)。
契約しなければ、苦痛に歪む姿を存分に見る事ができるが魂は回収できない(2)
先に人間を助けてから、契約するならば魂も苦痛も得られるがそれは規約違反となる(3)

これであってる? わからんけど、それっぽいからトリレンマって言っちゃえばいいかな。

考える中で色々巡っている内に、無限の猿定理、ラプラスの悪魔、量子自殺、ウィグナーの友達、ヘンペルのカラス、水槽の中の脳、神の残骸というワードも見つけた。どれも思考実験の事だけど、思考実験ってどうしてこう、ワクワクするワードに見えるのだろう。それすらも思考実験?

ワクワク度でいえば、宮沢賢治氏の作品にも同じ感覚を持った。
オツベルと象、ガドルフの百合、グスコーブドリの伝記、どんぐりと山猫。

ワクワク。やっぱ宮沢賢治氏ってすごいね。

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