やられました。
なににやられたと言いますと、ふと購入した、西尾維新先生の少女不十分という小説にです。
偏屈でモノローグが長くてくどくどしいことから、一体どんな出来事が起こるのかわかるまで、三分の一ほど読み進めなければわからないほど、まどろっこしい。
ただ、そんなところに少し安心したりもしていたのです。
尊敬する作家でも、絶対面白い話ばかかけるわけじゃないんだなあ、とひどい方面のことを。
しかし、それは実はひどい裏切りでして、ごちゃごちゃ文句を垂れながらも読んでいたということで、気がつけばもうハマってしまっていたのです。
おもしろくないなんて、そんなバカな。いっつもものすごく大変なことが起きているうそぶきながら、意外とちっちゃな事件をさも大ごとのように取り上げているという手法だと感じていたのですが、それで結局はしっかり面白かったのです。
作家志望の大学生と、少女としては不十分な少女、U。
そもそも人として不十分で、普通の人生を生きるには、病的に破綻している、ツッコミどころ満載なストーリー。
それを面白く感じたことが、とても悔しかったです。
どうしようもない人物達に送ったテーマに、何よりも共感してしまったのですから、悔しさ満載です。
この雰囲気でよくハッピーエンド気味に持っていったなあと、感服でした。
もし読む機会があれば、お読み頂くのも良いのかもしれません。
もともとのファンでないと、少々慣れるまできついかもしれませんが、三分の一くらい読めて仕舞えば、もう終わりまで読まざるを得ないでしょう。
色々なお話を読んでいるなか、みなさんの、影響を受けた物語などがあれば、ぜひとも触れてみたいと感じました。
お便りお待ちしてます(そんなものはない)。
当選者には、番組特製ステッカーをプレゼント致します(そんなものはない)。
更新情報です(本編)
自分の車、上から洗うか、横から洗うかを考察するエッセイ、世界が平和でありますように、更新です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883910435/episodes/1177354054883968633素敵な話です。いいですね。
おそらく明日優しいうんたらを更新しまして、明後日に面の裏の物語更新致します。
そして、日帰りファンタジーにも、はい魔王とは全く違うベクトルの物語を考えていますので、中旬ぐらいにはお届けできればと思います。
素敵成分を取り込んだ私は、無敵です。
そう、アリの界隈では。
乞うご期待と書くのはためらわれるので、ほんのちょっぴり期待というほどではなく、寛大な心で見てやってください。では。