お、面白そうだなとページを開いて読了に至る物語もあれば、申し訳なく思いつつもひっそりとページを閉じてしまう物語もある。比率からいえば、閉じてしまうものの方が多いかもしれない。
別にこれは作品の質がどうこうということではなく、ほとんどは私の趣味に合うかどうかの問題だ。村上龍は好きだけど村上春樹は1ミリも読めん、みたいなものだ。
だからというのも変だが、読了に至った、あるいは読み進めるに至った物語には「私の趣味に合うお話をありがとう作者さま」という気持ちで、応援コメントと拙いレビューを書かせてもらうようにしている。
しかしまあ、私の書く応援コメは相変わらず応援というよりは自分の読書ノート。
これのおかげで私自身は物語の詳細を心に刻んでおけるのだが、寛大な作者さまは兎も角、他の読者さんにとっては目障りこの上ないものだろうと思えて肩身が狭くなる。まあ、こればかりは許してくださいとしか言いようがないのだけれど。
レビューに至ってはもう、自分の文才の無さを呪うしかない。作品の魅力を伝えるどころか貶めてるんじゃないかとすら思えるものもチラホラだ。
ちょくちょく手を入れ直したりするのだが、まあ焼け石に水の方がマシだと思える程度にしかならない。
思えば小学生の頃から読書感想文すらまともに書けなかったのだ私は……。
なんでいきなりこんなこと書いてるのかというと、私の拙いレビューにお礼の言葉をいただいたり、独り言にコメントをいただいたりと、ビックリなことが去年から続いているのですよ。ファンレターにお返事頂いちゃったどーしよーみたいな???
さあ困った。
ページビューを左右するようなレビューが書けたら素晴らしいんだろうけど、そんなの私の筆力では望むべくもない。かといってひっそりと物語を読みひっそりと閉じるのもやはり寝覚めが悪すぎる。
作者さまと物語たちには、お詫びとお礼の言葉をここで言わせて頂いたことにして、ちょっと気持ちを軽くして(←オイ)もう少し今のスタイルで続けてみようかな。
ごめんね皆さま。私もきっとそのうちまともな応援コメとレビューが書けるようになるから。