浅雪 ささめ

二人の友人関係が織りなすストーリー

母をあやかしに殺された少女・鈴世。あやかし屋敷の新しい主人となった彼女を待っていたのは、黒狐の青年・雨月と幼い化け猫の夏目だった。 前主人の黒瀬操が遺した強大な呪いに苦しむあやか…

朝が生まれた。梨紗子は毎朝、そう口にした。 くじらの胃の中のようにすっぽりと開けた空間が広がる家で夫と2人で暮らす梨紗子。以前は明日美という名の娘と三人で暮らしていたが、今はも…

シングルマザーの温子。 子どもはもちろんかわいいけれど、疲れと苛立ちを感じる日々だ。 いつものように車で娘のひなたを保育園に送ったあと、職場に向かう途中の温子に、前を走っていた…

昭和初期の時代。 とある地方の村に住む、内気な少女だった「私」は、その村の、曼殊沙華の咲き乱れる一本道に、霧が出て、朝露が多く草木につく朝は、「灰白色の髪に、死に装束の女」が現れ…

全てはガチャで決まる世界。 将来をかけたガチャを回しにきた人の話。 貴方はガチャ運が悪かったら引き直しますか？

ソフィアは幼いころからヨハン王子のメイドだった。 今日も彼女はヨハン王子の身支度を整える。 ヨハン王子の身の回りのお世話をすること……それはソフィアにとって当たり前で、自慢でもあ…

眠れば全てを忘れてしまう彼女と同じ説明を繰り返す僕の特別な毎日の話

休職して引きこもっていた川上英治の部屋に、死神を名乗る者が現れるーー。 設定初稿2017年10月 初稿2017年10月 BOOKSMARTで発売予定だったもの。 くろたま氏の漫…

私の想いを乗せた透明な糸は、物体の輪郭と輪郭を軽やかになぞっていく。世界を駆け回るその糸の行き着く先は、いつもビビヌッコアユナの元だった。

12月の朝、高校2年生の真子は登校すると自分の机の中にクラスメイトの咲から健人に宛てたラブレターが入っているのを見つける。 真子は咲の恋を邪魔しようと健人になりすましてラブレター…

──これは、京の都を脅かす恐ろしい鬼を手籠めにした英雄の物語──

俺、海野夏生と雪平千冬は幼馴染だ。かれこれ十数年も共にいる。これはそんな俺たちのある夏の日々の話。

とあるMVに魅せられてシリーズ第二弾です。 納得がいってない。 修正版を出すかもしれないです。

主人公の花子はカフェでバイトしている蔦屋亮先輩に片想いしている。 ブラックコーヒみたいにビターで、コーヒーフロートのようにちょっぴり甘い恋愛小説です。

春の陽気は、すぐそこまで迫っている。それは、僕の心にも

「私」の学校には、不死身のクラスメイトが居る。 普段は気さくで優しい子なのだが…… やっぱり時々、何かがおかしい。

【カクヨム甲子園・ショート部門応募作】（中間選考突破） おれもいつか同じように、あなたを忘れてしまうのだろうか。 テーマは「vacancy」です。

【カクヨム甲子園2024中間選考通過作】 ゴミ箱の下に、異次元への入口が現れた。直径は２０センチ。 平凡な父親である「私」は、息子とともに、その存在を探る。 この作品が、誰かの…

人よりも目が悪い僕はある方法でそれを解決していた。

できるだけ多くのひとに当てはまるような書き方をしました。多様性が謳われている今、多様性の本当の意味はなんだろうと考え続けた日々から生まれた歌です。今の私なりの答えとして、また私を…

高校生の綺麗な日常を描いた物語

勉強の結果が出ず、不安から迷走してしまう僕に友達がかけた言葉とは。

これが私と「私」の集大成 青春に捧ぐーー。 10月8日追記 【カクヨム甲子園中間選考突破！】

齢８０を超えた主人公、ツムラマサトシは日赤病院の207号で亡くなった。あの世へとやってきた津村はそこで一人の天使とであう。彼女に連れられるがまま、歩いて行った先にあったものとは…。

恋は盲目。人を狂わせる。

主人公/海空りく(みそらりく) 気象庁/天月宇宙(あまつきそら) 過去の気象変更ボタンの内容を少し変更したものです。 前回は少しの残酷描写がありましたが、今回はないため読み…

踏切の前でついこの前のことを思い出す。

桜の妖精と私の不思議な物語。 ※注意：この作品には自殺に関する描写が含まれています。苦手な方はご注意ください。

悲しみや寂しさを感じない先生と呼ばれる主人公の男の元に、女子高校生からのメールが届いた。女子高校生は、さよならの速さを知りたがっている。さよならの相手との距離、時間。それはどれほ…

最愛する妻をなくした僕と息子。妻が亡くなってしばらくして妻と僕の思い出の場に足を運び息子に母が亡くなったことを告げる。その二人の会話に涙を流してしまう人もいるのではないでしょうか…

夢の中で、茜はクラスメイトに代わって花子さんを呼んでみることにした――

高校の席替え、騒がしい教室、静かな横顔、うるさい感情、ぽつりと落ちる独り言。

カクヨム甲子園2021中間選考

俺は暗号が大好きな高校生。ある日、好きな人から暗号が届く。ワクワクしながらその暗号を解きにかかるのだが……。

―あなたの生きている世界は、本当に真実が映し出されていますか？―

　当たり前を当たり前だと、そう思えることがどれだけ大切なことなのかを、俺たちは理解するべきだ。話すことが出来ること、目が見えること、愛しい人の声が聞こえること。そして、大地を踏み…

かぐやの種 それは、昔から家に代々伝わるもの。 箱の中に入っていて、決して開けてはいけないと言われている。 それを、私は開けてしまった

ある日出会ったおじさんと僕の物語

ある夜、瑠衣に一本の電話がかかってくる。電話の相手、珠里に呼び出しを受けて彼女が向かった先は、森の中。そこで彼女が目にしたものとは……？

卒業式の日、先輩が一年を過ごした教室。 僕は先輩との出会いを思い出していた。 今日、先輩は卒業する。

全面氷と雪の世界、フロストワールドにおける冷めた愛を溶かす物語。

いつか、またいつか。 そう思っているだけでは始まりは来ない。無論、終わりも。 届きそうで届けられない、この想いを今――。