キグルミ

スマホの調子が悪いので、店で見てもらうことにした。予約とか面倒くせえので、予約なしで行ける店を探したら、孤島店というのがあった。 鳥居で囲まれた不毛の島にある携帯ショップには、…

2024年1月15日。 いちごの日。 この日、ぼくの目の前に突如として現れたいちごミルクカラーの軍服に身を包んだ謎の中年男性。 彼の熱い『いちご演説』により、ぼくのいちご闘争はス…

青春っていいですよね。

地下アイドルにハマッて推し活をしている"私"と"推し"との短い物語です。

夕刻の赤い光が射し込む部屋に、兄の死体が転がっている。 ※流血あります。

【あらすじ】 地味で真面目な性格なのに、胸だけがやたらと存在感のある黒瀬リン（高校２年生）は、クラスでいじめに遭っていた。主犯は清白エリカ。彼女は美人で気が強く学園内でのカースト…

無数に存在する世界を渡り歩く猫――シュレディンガーは一人の少年と出会う。 一夜の短い短いお話。

どんくさい姉が可愛い妹の犬になる話

見えるなら右手を、聴こえるだけなら左手を、ゆっくり三回握って開いて。声は出さないで。

冴えないフリーターの彼は運命的な出会いをする。

ブラック企業での過酷な労働で心身ともに疲弊し引きこもりとなっていた晴翔(はると)は、弱っていた自分をずっと支え続けた幼馴染の莉花(りか)へ恩返しするため、彼女に内緒でバイトの面接…

一話完結の掌編。 ✳【エブリスタ】でも同内容で公開中の小説です。

生きる目的は、彼女だけだった。

　――怖がらないで。 　何も恐ろしいことなどありはしない。

夕暮れ時、面接を受けて男。話の内容が社内規定の説明になり……。 【この作品は小説家になろうにも投稿しています】

ラジオに投稿された体験談風に語られる怖い話。

華金。皆が浮かれるそんな日に沙織は会社の飲み会に連れ出される。そこでのちょっとした出会いを描いた短編。

男は72歳でこの世を去り、気づいたら天国か地獄か振り分けられる行列に並んでいた。生前の行いからして天国に行けることは間違いないと思いながら、水たまりに移る自分の葬儀の様子を見てい…

東北地方の山奥に佇む忌み地──奥森 そこは地蔵山と呼ばれ、禁忌の土地として忌避されていた。 いったいこの地はいつから忌み地となったのか、知る者はいない。 人ならざるものの穢…

とある廃村できない発見されてしまった記録。ソレは…

｢これで終わりか。｣ 最後のページを読み終えた後のある男の物語

いわゆる２３００文字程度のショートショートみたいなものです。思いつきで書いたものです。 ジャンルは一応ＳＦなんですかね？ 思ったより長くなりました。４００文字程度で終わると思っ…

【「カクヨムWeb小説短編賞2023」中間選考通過作品】 　彼氏の部屋で掃除をしていた彼女が、赤いハイヒールを見つけた。 　自分のものではないので、彼氏を責める。 「女の人を部屋…

　加入者の生活を監視カメラで撮影する事で五万円が貰える。そのサービスに妻が加入し、監視生活がスタートした。 　普段の生活のデータを企業のマーケティングや商品開発に活かすと言う事ら…

そこにはいつと変わらぬ月と星、汲み尽くせはしない夜の暗さと深みがあった。彼女と同じ名を持つ夜が。

カクヨムコン９ライト文芸部門中間突破しました！ 応援ありがとうございます！ 平成十年八月、突如現れた本物の超能力者集団の一人、御船百合子により、《異能》を付与された者と、そうで…

錬金術を研究するブラントは「ある液体」に興味を持った。 実験の先に、彼が求める物はあるのか、それとも…… ※物語中に下品と感じる表現が多々あります。お食事中の方はご注意ください…

図書室での出来事。

のれないブランコには、何十年も前から、五歳の女の子が乗っている。でも大人には見えない。

誰ものれないブランコには、何十年も前から、五才の女の子キミちゃんがいて。誰もブランコに漏れない

熱い夏に一瞬で燃えた恋。 その勢いに燃え尽きるのも早く。 私が用意した「秋」は通り過ぎる。

ある日、とある研究所で偶然の事故から生まれたソレは全てを喰らい尽くす。

隣にとんでもない美少女がやってきた。

オカルト仲間の友人が持ってきた「今までで一番怖い」と豪語する映像。 そこには卒業式の様子が映されていた。