●第7話 異世界で異世界転生斡旋業に就職しました
「せめて右眼を魔眼に替えてくださいよー!」――――
元ネタはジャンプコミックの「幕張」(木多康昭)。ライオンと戦わされそうになった主人公の「右手をアームストロング砲に替えてくれ」というセリフから。それ自体が「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の名エピソードがネタでした。
●第8話 セレクティブ・カフェへようこそ
「ハリセンと44マグナムを抱えたグッ○・ジッへ」
ファミコン通信で連載していた桜玉吉先生の「しあわせのかたち」が元ネタ。というかそのままなので伏せ字。
「セカ社はのう~」
セカはメガドライブ(後にDCや劇場でも展開)のアクションRPG「レンタヒーロー」から。ヒーロースーツを個人にレンタルしてくれる組織が、表向きに構えていたのがセンセーショナル・カフェ、略してセカでした。公式のパロディ組織ってことですね。それを踏襲。
最初はここでファムが長々とノンストップでセカの架空の栄光の歴史を語っていましたが、離脱率が酷いので泣く泣く省略しました。削った分は本編でちょくちょく挿し込んでく。
殆ど死んでいるさんの「異世界おじさん」にネタが被ったのはたまたま。……なんですが異世界でセカで叔父さんでギャグで、さらには藤宮さんという強力なメガネっ娘まで出てきて、あらゆる要素で上位互換を見せつけられてきて泣ける。全読者の中で私だけ喝采と同時に悲鳴あげてます。
なお、こっちの叔父さんは「EVE burst error」は喜々としてプレイしていた派です。でも終わった後に「いや、自分はADVでザッピングシステムというのはファミコンのマニアックマンションという金字塔があるから、それと対比するために触れただけ」などと強弁する面倒くさいタイプ。
●第9話 神々の遊戯
「聖女神学園」――――
PCエンジンのRPG「女神天国」から。パラダイス世界にあるママメガを目指す女神たちの集う聖《セイント》女神学園…………すいません、このタイトルは怖気づいて手を出してないので詳細は分かりません。
「ガン○ーとの死闘」――――
ながいけん先生のギャグ漫画「神聖モテモテ王国」のファーザーが英霊ナポレオンから啓示を受け取るシーンと、CivilizationとネットミームのガンジーとターンAガンダムとスマホゲー的なのが混ざってます。
「そんな優しい言葉をかけると」――――
元ネタはアレ。創作の楽しさを知ると、あれは情弱を騙そうとかじゃなくて純粋に素晴らしい世界設定を思いついたから皆にもこの幸せを分けてあげたい、そういう善意で始まったんだろうなという気がします。
●第10話 ゴブリン魔石
「虎よ 老練なる虎よ」――――
ベスターの「虎よ、虎よ!」は関係なくて、元ネタはNHKの天才てれびくん内で放映していた実写&アニメの「ジーンダイバー」から。
量子コンピューター内に構築されたVR空間(地球46億年丸ごとシミュレーター)を制御するオペレーターAIが「虎哲」という名前でした。その能力は血液からの遺伝情報があれば対象をVR空間の任意の時間、場所へ移動させられるというもの。