• 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー

異世界転斡旋業に就職しました 元ネタ解説:15話~19話

●第15話 サラマンダー

「買うだけ買っときますよ特に回復魔法や解毒魔法を」――――
 ジャンプの「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」真の主人公ポップの名エピから。
 この辺は勇者みたいな力量が上のメンバーに囲まれてる中で、圭一を活躍させたいというオマージュの意味と、圭一は叔父さんから漫画の英才教育受けていて、それを踏まえて行動しますよという意味合いがあります。
 異世界は魔法やスキルや異能力の持ち主がゴロゴロしてるけど、代わりに圭一のバックには人類が数十年に渡りその対処法を模索してきた数千のマニュアル本があるんだよ、という。


●第18話 スキル買い取り

「ジョルジュ様とゲオルグ様」――――
 どっちも同じ名前という。元ネタは平野耕太先生の漫画(例の三人組だったはずですが見つからない)。浦沢直樹先生の生んだ超絶美形ミステリアスキャラのヨハンって英語読みするとジョンだよと教えてくれた。日本語改名規則も本来はこれをやろうとして導入しました。

「スキル 奪取(ゲッターーーー)! ワァアアアアアンンンン!!!!」」――――
 はい、見たまんま、ゲッターロボです。普段からスキル奪取系の作品は勝手にゲッターのルビ振って読んでいました。それを自分でもやろうと、逆算して挿し木屋の設定が出来ていきました。
 石川さんというのは、OVA版で主人公竜馬を演じた声優さんの名前。ゲッターロボの名を冠する作品が多数あるため、ファンは「石川竜馬」という風にそれらを区別しているそうです。
 ともあれ。この名前にしたことで作者の乏しい筆力でも、後は石川さんが魔王を倒してくれましたとか投げても皆納得してくれるんじゃないでしょうか。


●第19話 ユニークスキル

「フェザフィール王国語」――――
 セガ本社のある羽田のこと。羽=フェザー、田=フィールでフェザフィール。羽田を持ち出したのはレンタヒーローに登場する地名が羽田をもじったダハネだったことにちなんでいますが、英語に変えたのは富野監督へのオマージュ。
 このスキル世界の発想の根本は富野監督の書いた小説版「リーンの翼」です。ネットで間接的に知っただけなんですが、王族に付ける奴隷を刃物を武器と使う事を教えずに育てる、という描写があるそうです。
 スキルの出し入れが出来る世界なら側仕えは皆同じことをされているだろうなと。そんな風に直接スキルを使うのではなく、スキルが有ること、無いこと自体に意味のある展開ってのをやってみたかったのです。
 そのリーンの翼の舞台、バイストン・ウェルがサンライズのあった石神井を英語に変換した名前だったそうです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する