●第11話 健康で文化的な異世界ライフ
「私はただあなたの側に立つ事を望みます」――――
元ネタは「この素晴らしき世界に祝福を!」の女神を異世界に攫ってったカズマさん。
このすばは執筆始めてから参考になるかと思って読み始めましたが、すごいですわあれ。日常シーンは分かるけど、戦闘、解説、あらゆるシーンでキャラがイメージ通りの行動・セリフに沿っていてブレない。どこ読んでもキャラの愛着が増すようにできてるという。
「中世相当=Mクラス」――――
異世界のクラス分けは現時点で発見されている世界に限定すると、以下のようになっています。
Pクラス 原始時代相当
Aクラス 古代相当
Mクラス 中世相当
Fクラス 近世相当
Nクラス 近代相当
Zクラス 現代相当
元ネタは海外ドラマのスタートレックの惑星分類から。
Mクラスが標準的ヒューマノイドの生存に適した環境、と定義されているのに倣い、本作でもMクラスが現代人の生存に適した文明度としています。
ただ実際はAクラスでも滅び去る古代帝国があったりすると、そこの市民に生まれるのが一番当たりだったりします。
●第13話 序文(※異世界言語翻訳スキルをご利用の皆様はまずこちらをお読み下さい)
「ごきげんよう。気持ちいい朝ですね」――――
海外産のRPG「The Elder Scrolls IV: オブリビオン」の立ち聞きできるNPC同士の会話。ただXbox 360が三回目の故障をして放置しているので、確認できず。ネットのデータベースから記憶頼みで引っ張ってきました。
「料理屋マリンの店で食事』――――
本作を構成するモチーフ元の一つである椎名高志先生の「GS美神 極楽大作戦!!」から。魔法使い魔鈴(マリン)と人造人間マリアとその妹テレサ。
ガチ異文化名の"ぶぶぶ ぶるる"は先述のゆみみみっくすから。
「Japanese・Rename・Rule《ジャパニーズ・リネーム・ルール》、日本語改名規則」――――
翻訳方針はJ・R・R・トールキンの指輪物語から。私も「馳夫」のような味のある改名を生み出したいものです(そっちは訳者の瀬田貞二氏の功績ですが)。
序文(※異世界言語翻訳スキルをご利用の皆様はまずこちらをお読み下さい)――――
タイトルは伊藤ヒロ先生のなろう小説ネタで。
序文「息子へ。」(※すべての異世界ものラノベを読む方は、最初にこの序文をお読みください)
https://ncode.syosetu.com/n8906ed/ まさか最初にTwitterで発表していたコンセプトでこんな「嫌な話」で始めようというのがプロの仕業。
●第14話 スキル強化
「そんな時目の前にリンゴが転がってるのに気づいた」――――
ドラゴンボールネタ。孫悟飯を荒野に放り出し鍛えようとしたピッコロからの差し入れ。特に説明いれませんでしたが、前にもDBネタは入ってました。
「素朴アート? よく分からないけど絶対いらない感」――――
あのスターウォーズのルーカスフィルムのゲーム部門であったルーカスアーツが作ったADV「モンキーアイランド」(メガCD)に出てきた謎のアイテムが素朴アート。ある島の食人族が作ったプリミティブな芸術作品。食人族だから中世以前の未開部族かと思いきや、捕らえた主人公に「お前を食べるかどうかは村の栄養士と相談して決める」などと述べ、近代化の波に乗っている模様。
中世文化で現代に持ち込んで価値のあるものが意外と思いつきません。