また会ったな。どうも、神崎ひなたです。
こっそりと新作を投稿していたので、今更ですがご紹介します。
青山せらぴの特奇症患者治療録~かげろうの追悼者~
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890208659 というわけで、以下あとがきです。
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投稿したのは最近ですが、実は書き上げたのは去年の今頃でした。多分去年だったと思います。めちゃくちゃ暑い夏だったことを覚えてます。
その年は春の頃、朝起きると必ずえづいてしまうような体調の具合で、きっと自立神経がイカレてたとことによる症状だったんですが、病院に行って胃カメラまで飲んで異常がないとのことだったのでまぁそんなもんだろという感じでした。
そこから着想が降ってきて書いたのが本作です。
すべての人類がストレスによる病気を発症して「人を超えた」何かになってしまう、病名としては自立神経特記症として確立したものの、その直後に文明が崩壊してしまって、今ではごくわずかな人間が思い思いに過ごしている。パニックを引き起こした患者たちも勝手に自滅して、あと僅かな生き残りが点在するだけとなった。
そんな世界で、最後の生き残りであるメンタル施工技師、青山せらぴが、今なお特記症によって苦しむ患者たちに引導を渡す、というのがこの物語となっています。
青山せらぴさんが個人的にめちゃくちゃぶっ飛んだキャラになってくれたのでよかったです。あとボブおじさんを書いている時も楽しかった。主人公を書いている時もあまり悩まず書けたと思うので、やっぱり真っすぐな主人公はいい。(いい)
文明が滅んだ世界という停滞しがちな舞台で、キャラクターが自由に動き回ってくれたので書いていてすごく楽しかったなぁという感じです。
2万文字程度あるので少し長いですが、お時間ある時にでも読んでいただけたら幸いです。
というわけで、かげろうの追悼者でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。