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多数派と小数派

 以前からずっとランキングに左右されない作品選出を話してるのに急に数を言い始めたのか?と言うと、私は一貫してそれはオタク向けのオマケだと書いています。それは一切ぶれて無いです。

 じゃ何が変わったのか?もっと異世界転生に力があると思っていたからです。それは私がアニメからなろう異世界転生を知ったからです。でもそれはかなり前の作品になります。今大きく変わってて、この方向性駄目だと見ています。異世界にこだわり過ぎて肝心の何か?を失ってしまってるからです。じゃ何故受けてるの?と言うとなろう読者が自分達が作り出した刺激に逆に自分達が犯されてるからだと思います。ミイラ取りがミイラになる。彼らにもう初期の頃のまともな判断は出来ないと思っています。いつかはなろうの夢から覚めるでしょう。良くあることです。サイト全体がガノタみたいになっています。

 今でもなろう異世界転生の古典的作品がそれなりには受けています。ただ差別化を狙いすぎて異世界って舞台以外滅茶苦茶じゃないかって作品がどんどん増えています。もう現代ドラマでやれよってイラッとする作品が増えています。もし似たような作品を現代ドラマでやったら誰も評価しないでしょうね。でも中身は変わらない。すぐ見ぬけよと思いますけど、もうなろう読者には期待していません。なろう読者の目を覚まさせるような痛快な新しい時代のオタク向けがいるわけです。

 ここで古ぼけたカビの生えたような作品で対抗しようとする情け無い作家ばかりでうんざりしてるわけです。そりゃ違うタイプの作品だからねとは思いますが、こんなもの評価するわけじゃないでしょ?

 どうして異世界転生しか受けないんだーって怨嗟が作家からすごいですが、お前読者の立場で考えたことがあるか?ってなります。どうしてそんな骨董品に興奮しないといけないんだ?となります。本来、オタク向け作品が無ければ小説を読んでない層が参入したからです。だからその人達に小説の良さ云々を言ってもしゃーないです。私も過去は小説読んでいましたが、今は小説は読むのが面倒で嫌いなメディアになっています。だから私はオタク向けが無ければネット小説なんて読んでいません。

 以前の私は甘かったと思っています。認識が間違っていました。異世界転生に無限の可能性を感じていました。今は全く違います。それでもやっぱり異世界転生を選ばざる得ない。悪いと分かっていてもこれ以上オタク向けとして刺激的な代替案が無いからです。次世代のSAOを作るのはとんでもなく困難。それをするぐらいなら悪いと思ってる異世界転生を書く事をお勧めします。

 じゃ個人的に好き勝手書けば良いじゃないか?そんなものを創作論にするなってのが私の愚痴ですかね。論と言うのは何かしらの客観性があるから面白い。どうしたら受けるのか?と言うのは具体性が合って分かりやすいわけです。抽象的な良い作品論と言うのは神学論争に近いです。なんだ本の神様でもいて判定してくれるのか?そんな馬鹿馬鹿しい話だからです。売れなきゃ受けなきゃ意味が無いのか?それは無いです。根本的に交わらないと思います。誰にとって良いのか?を明確にするべきです。

 何度も書いてますが、私は分かった上で書いています。目の肥えた少数の人が良いと判定する作品は多くの人の訓練されて無い視点で見ても面白さが十分に味わいつくせないからです。豚に真珠。これを受ける話と同様に扱うのは無理です。

 私はあくまでカクヨムが良くなるには?そういう視点で創作論を書いています。それはオタクに受けるか?だけで良いです。どっちみち一般でもランキング的になります。そこを今のネット読者層では相似になる結果が得られないので危険なので角川は指標にしない方が良いと書いています。私は、オタク向け以外に力入れることをは大事だと思いますが、それはあくまでオタク向けでやっていける事が成立した時のおまけでしか無いです。

 もしカクヨムが角川の様な巨大資本じゃなくて、もっと小規模な運営でやっていたら多分変わっていたと思います。私もその場合はなろうとの差別化を図って一般古典を充実すべきだと思います。角川主導から期待される読者数に対して今のサイトの読者数は少なすぎる。すべては角川がやってるサイトって先入観のイメージからするとどうしても無く寂れてて、これは失敗だとしか言えない。角川がやってこの読者数は物足りなすぎる。話しにならない。こんなサイト魅力が無い。角川には余程明確な方針でもないとこんな規模のサイト運営が許されないです。

 カクヨムが良くなるには読者数を増やす以外ありえないわけです。じゃ何故そこに矛盾した異世界転生嫌いの作家が集まったか?彼らの根っ子は無いものねだりの駄々です…。冷静な判断力は0です。夢見てしまったんですよ。でも現状オタク層が占めるネット小説でそんな路線は読者するを減らすだけなんですよ。後は無言でサイトを去るだけです。これは希望通りのサイトだーー言ってる人は無理してるか?本気で大資本のサイトで小規模読者で運営できると思ってる適当にしか考えてない人でしょ。読者数が少ないから、多分無謀な夢抱いていた人はこっそり撤退してるでしょ。自分の見通しが間違っていた事に向き合わなくて良いから。どこにでも居るんですよ。現状を批判して自分が上手く行かない言い訳をする人が。

 本気で最初から小規模運営でも良いと思っていたなら角川って大資本には何も期待しなかったのか?です。多分違うじゃないでしょうかね?角川に期待した多くの作家は読んでもらえる読者が集まる期待をしてたでしょう。その人は都合よく異世界転生を好むような読者じゃない。いやいや角川でも水を低いところから高いところに流すの無理。金というポンプで?無理無理。それが今の惨状。

 角川の持つブランドイメージに自分の読者として、多くの読者を期待しなかった作家はたぶん噓吐きだ。読者を増やしたいなら刺激的なオタク向け作品を集めるべき。それにはそれに適した作家が当然必要になる。あくまでその他の作品はオマケでしか無い。

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