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純文学のうんたら間違いだった

 私の読み間違いでした。全く関係ない話と書いてありました…。連載の続きがあり、読み直したら本当に関係ありませんでした。

 ギャンブルの話がおかしいのは事実です。有名な倍賭けの理屈と全く同じです。確かに必勝法ですが、貯金と同じじゃないのは間違いないです。それは間違っています。ただ純文学と全く関係ありませんでした。

 貯金の話ならギャンブルじゃなくてアニメの製作委員会の話が妥当だと思います。

 ただやっぱり何か変だと思うのは、ネット小説の動向をそのまま一般小説に広げてはいけません。ネット小説で分かるのはラノベの動向だけです。ラノベと言うのは意図的にお金儲けを考えて作られた小説でそれに対してお金云々を他の小説と同様に話すのは馬鹿げていると思っています。

 何度も書いてますが、世の中がライトな小説を求める傾向とオタク的小説を求める傾向は別の傾向です。多分これ分からないです。偶然なですけど、リアリズムの緩い物語はライトな作品になりがちなのです。必然と偶然が混ざっています。必然は詳細な文章がリアリズムを重視する作品は基本だからです。ただ根本的にリアリズムが緩い物語を求めるオタク傾向とライトな楽品を求める傾向は別物です。

 この重要性が分かってないのは、お金に関わる事なのです。PTを稼ぐだけならライトとファンタジーを意識すれば良いです。でも売れるのを目指すならオタク傾向を無視できません。出版社がなんでもかんでもPTにしたがって書籍化してるのは、無料だから人気がある作品とオタク心を刺激する作品を区別できないからです。これは私も出来ません。ただなんとなく見てて分かるのはなろう作品は無料だから読まれる作品が確実に混じっています。そういう作品の絶対条件がライトな作風です。

 逆に言えば、ネットは商品にならないものを作品として読者に提供できます。それが必ず劣ってるわけじゃないです。対価を払うことが必ずしも正しい答えじゃないです。小説を市場原理だけで見るのは危険です。プロになりたい作家には切実な問題ですが、同人活動のような創作活動においては商品にならない面白さを満たすのは重要です。

 それは結局純文学にも繋がります。PTがあるか?無いか?の違いです。じゃ市場原理じゃないじゃないか?実はランキング至上主義と市場原理が結びついてしまって歪んだ価値観が形成されています。ランキングと市場原理は結び付けてはいけません。無料で提供するから読んでいる普段ラノベを買わないファンタジー好きのライト読者が居るのを忘れずに。これは純文学にも繋がっていて、ランキングを狙わないなら何も問題が無いのです。

 本当の問題はアマチュア作家にとって個人のHPで書いてるのと変わらない無視されるのをどう防ぐか?にあると思います。市場原理はどうしてもプロの作家になるのが絡んでいます。それを暗黙の了解にするのはネット小説では危険です。プロじゃなくても面白い作品を提供できる場が出来た。それをもっと喜ぶべきです。

 とにかくギャンブルの話と混同して批判したのは私の間違いです。済みませんでした。直接意見くれとありましたがやりません。一度いやな目にあったのでカクヨムで他の作家と絡むのはもううんざりです。

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