具体的に作るための方程式なんてのを考えて見たいと思います。多分上手く行くとは思ってないんですよ。ただね、過去批評と創作をセットにするって発想があったのもあったんですよ。そういう遊びとしてあんまり目くじら立てないで見てもらえると助かります。
まず第一に異世界の次はかなり難しいという事。学園者から異世界にいった流れをまた学園者に戻すのは不可能に近い。この問題点について話します。重要なのはまだラノベにおいて学園者は十分元気だからです。かつての勢いが無い。ただこの程度だとオセロをひっくり返すように学園者が復権するのは無理です。次が一番問題なのですが、そもそもゼロ年代が異常で基本オタ向けは過去からずっとファンタジーです。おかしな作り方なのは間違いないのですが、それでもなろう系がファンタジーであることは疑いようが無いです。いろいろと2次創作の特徴はあります。ただ根本の部分でスレイヤーズやゼロ魔とどう違う?って部分があります。シリアスな作りでもリゼロとかも特に2次創作的だと簡単には分からないです。リゼロの2次創作の特徴はスタートです。何故異世界召喚は受け入れたのにループに鈍感だったか?なろうのお約束が前提になってるからループは異色だったからです…。リゼロその辺り雑ななろうの特徴が強く出ています。他はそう感じ無いですけどね。異世界召喚部分の面倒な部分さっさと済ませるってのがなろうの2次創作的な部分です。異世界召喚物のいつものあれだから分かるだろ?って読者への無言の説明省略。
異世界を舞台にする事に対するその他の選択肢は当面無い。これだけで作るとき迷わなくて住むのがあります。あくまで私の見立てなのでそんなの当てにならないって考えるのも当然だと思います。
次に中世ファンタジーの舞台を変えるべきでは?これは何度も書いてるようにオタク層の共通的世界観を利用した2次創作的な作り方なので、それから外れるのでやめたほう良いです。やるなら、他にそういうものは無いのか?って考えれば出来ると思います。私はこれ時間が解決する可能性があると思っています。自然と出来上がる異世界の新しいイメージです。そもそも現代を舞台っておかしいんですよね。そんなものイチイチ特定のイメージを作る必要が無い。それは学園だけが持つ共通性を利用したものです。誰でも共通してるならコンビニとかでも良いですが、それ舞台になにする?となると学園で良いかとなるわけです…。
ネットとなって、そこからVRが来てなら、異世界いこうぜーってなってしまうわけです。仮想世界がゲーム世界しか発展して無いのがかなり問題なんですよ。相変わらずVRはゲームとして発展してるようなのでやっぱり次の時代があるとしてもげーむかもしれません。ただVRでRPG以外のゲームが爆発的にヒットしたら共通世界はそれになる可能性があります。私が時間の変化がまた新しいものを作る可能性があると言ってるのはこれです。今すでに出来てるかもしれないけど、私が知らないだけで。
異世界の中の選択肢が中世ファンタジーから増える可能性がない事はないんですよ。私は現時点でそれが何か?はさっぱり思いつきませんけど。
一番可能性があるのは、1,5のSAOです。第2の魔法科ですね。魔法科が与えた影響は分かりません。ただ、1次創作として作ったものがオタ受けして、それがなろう系と親和性が高い場合大きな影響を与える可能性があります。なろう系の延命。またはジャンプバトルもののように大きな発展を遂げるケースも考えられます。
第2のSAOは全く想像もつきません。それ自体がSAOと全く違うのが条件ですから。こいつだけはどうにもなら無いです。だから今の発展と全く関係ない発想で作る人が望ましいんですよ。ただこれオタク向けと関係ないなら簡単に作るれるんですよ。だから創作の王道として作ってみなければ分からないって無目的な作品の制作って価値があるわけです。オタク向けにはこれが限りなく無意味。それほどオタクの好みって偏っています。なんでこんな一般的には面白いものが全くヒットしないの?こんな事しょっちゅうありますから。
これらの根本に学園者だろうが、異世界だろうが、根本的に2次創作が見たいんだって話。これは2次創作事態を目的としてるわけじゃなくて、1次創作が頑張るリアリズムの部分にあまり価値が無いのが大きいです。決定的なのはここになります。
なろう系が行き詰る最大の問題はココです。オタク層とライト層の合体ってとんでもないものを生み出しましたね。片方はリアルを避ける、片方はリアリズムに拘らない。1次創作で気を使う部分がほとんど役に立たない。ファンタジーとしてオタク向けは一次創作を作るための動機が無いんですよ。インセンティブが無い。これこそが何故カクヨムの豊富なファンタジーを私がばっさり切ったか?の根拠になります。これで大量の1次創作的ファンタジー拾い上げてるんですよ?
これは解決策は2次創作を外れて創る事のリスクの高さ。次にたとえ作ってもそれがオタク向けとして刺激が無いとすぐに無視されます。オタク向けにとってレールから外れて作るのってすごく恐ろしいことなんですよ。それを敢えて外してオタク向けを創る事の難しさ。これが第2のSAO魔法科の難易度の高さです。魔法科を診れば分かりますが、1次創作が失敗するどころか、大成功に繋がっています。これはテンプレには無い圧倒的個性を得るからです。一人がち状態になります。ただ結果論的に時流にのっただけです。今2作目苦しんでるらしいですね。当然でしょう。ただの天然だと私は見抜いてますから。