• 創作論・評論
  • 詩・童話・その他

 完結した作品を読み終わってフォローを外しています。星をつける作品とつけない作品に分かれます。

 そんな長く読んだんだから星をつけるべきだ。と言う考えもあると思うんですよ。そこまで長いわけじゃなかった、そんな事が多いです。もしそれ以上長いなら星をつけない作品は読むのを途中で止めてしまうかもしれません。そして星をつけない作品はどれだけ読めばもう良いやとなるのか?それは自分の中で厳密に定義できるわけじゃないです。ただ言えるのはまだそこまでの長編は読んでいません。私読むのをやめるのは、星をつけてもありえます。初期の頃切ってしまうレベルまでつまらなくなった時です。要するに星をつけない作品は落ちるのも早いと私は見てるんですよ。それだけの事です。もし奇跡の様にいつまでも低空飛行を続ける作品があり、片や星をつけたのにあれよあれよと失速して星をつけない作品より早く読むのを止めてしまうかもしれません。確率的に、星をつけない方が長すぎる場合早く読むのを止めてしまうだろうなと言う話です。

 さて後は星をつけなかった作品が悪い作品だったのか?と言うと、これが一度フォローした作品は私の中で何かしら見所があった作品です。いろいろと褒めるべき部分があったのに、何故か心が動かなかった。嫌な言い方になりますが、ああこれ多分感動させようとしてるんだなとか。熱い展開に盛り上げようとしてるんだな。そうやって見ていて上手いなと思うけど意識的に捕らえたように感情が動いてくれない。正直私も分からないんですよ。私は昔から上手いって物語を見るの嫌いなんですよね。それは嘘なんですよね。泣けるとか面白いとか、熱くなるとか、そういった感情の動きがあって理性がこうやって上手くやってるから感情が動くんだなと。上手いが先に来ることはあんまり無いです。自分の感情をどうにか言葉にしたいと思ってつい嘘を書いてしまう。そんな風に私は多くの人の感想を見てしまうんですよ。

 もっと良く分からないけど心が動くとか言う人居ないのかな?ってずっと不思議です。だからレビューって苦痛なんですよね。無理矢理評価に対してどう感じたのか?と言葉を求めるから。何か疑惑の目をもった相手に尋問されてるようでイラッとしてしまう。逆もまた真なりで、おかしいな優れた作品だと意識的には分かるんだけど何か心が上手く動かないんだよなって。こんな状態でレビューなんて書けない、尋問の様に早く言えと迫ってくるレビューに対して、逆に私が教えてほしいですよ。

 お手上げです。

コメント

さんの設定によりコメントは表示されません