私は多分読み手至上主義みたいに思われてると思う。そうじゃなくて読者が居ない小説なら個人ブログで可能だから。どこでも今すぐにでも誰でも出来る。何故カクヨムなのか?それを考えたら読んでもらえるって事の大きな意味が見えてくる。逆に言えば書き手だから分かる心理を逆に読み手至上主義の様に書いてる。小説を書いて公開する事自体が誰でも出来るすごいしょーもない事。本当の価値は読者が居る場所にある。池が存在して魚が居ないと釣りは出来ない。魚が居ないことを無視すればどこでも釣り放題の池がそこら中に溢れている。小説を書いて公開するなんてネットでは本当に簡単に出来る。
私は様々な所に見えるカクヨムの方針が気に入らない。何故累計ランキングが無いのか?カクヨムはおそらくランダムピックアップに近い思想を持ってる。そのくせ累計に近いランキングで賞をやってる。明らかに矛盾している。こんなの複数の期間でのランキングを用意すればそれで済む。なろうのパクリが嫌?多分違う。それなら週間ランキングもなろうのパクリだ。根本的にカクヨムはランダムピックアップの思想が根底にある。後デザイン的な狙いと詳細な機能は初心者向けじゃない。多分この2点かと思う。作者重視と初心者優遇。確かに読者が増えてきて慣れてきたら機能をつければ迷わないですむ。大体玄人向けの詳細機能はデザイン的にみっともないものが多い。これは何とか隠すとか工夫すれば良いとおもう。
おそらくカクヨムはライト層に対する読みの失敗をしてると思う。ライト層=馬鹿だから馬鹿にあわせた機能。実際これ考え方自体は間違ってない。私は頭を使わず楽しみたいと思ってるから。本質的に馬鹿なのか?は置いておいて馬鹿になって楽しみたいのは確か。でも、根底には楽しみたいがあって、そのため頭の負担を減らしたいだけで、頭の負担を減らしたいはどこまでなのか?はカクヨムに教えてない。その点こういった層に受けるようにって配慮が単純すぎる。この問題に関しては、全くの初心者の立場なら確かにカクヨムの判断は悪くない。初心者にとって選択肢はすく無い方が良い。この点カクヨムはプロだと感じる。ただ、ほんの数日ですぐにハイレベルになってしまう。その時感じる不満が大きすぎる。0に対しての対処を重視して、10が高いレベルだとしたら、1とか2への対処が何も考えて無い。多分カクヨムはこの罠に嵌ってる。10に行くつもりは無い、しかし1,2はアホでも馬鹿でもすぐに到達してしまう。このレベルで起きる不満が0への対処で全く対応できてない。ビジネス書とかの話じゃない。私の個人的な経験則。こういう企業の失敗ってすごくあるから。何が原因だろう?ってずっと考えていた。そもそも新規の客に対して選択肢を減らすって頭を使う企業が無いのだけど…。
新規への対処としては正しい?なら矛盾じゃないか?これはおそらく均衡点がどこかにあると思う。今はそのバランスが明らかに悪い。
スタートは作者保護だった。これは一石2鳥ってやつだと思う。カクヨムには明確な思想がある。ただ所々矛盾がある。その矛盾が不味いわけじゃない。バランスが悪い。例えばランキングさえあればランダムピックアップは必要ない。新規が迷う選択肢の増加に繋がる。それはカクヨムが作者贔屓を同時にやろうとしてるから。読者と作者の利害は対立する部分が合ってこの点私もカクヨムの方針は一部認めている。ただ、絶対に間違えちゃいけない偏りを作ってしまっている。それがあまり頭を使わないライトな読者がとにかく楽しくないって点。これは極論だけど作者への感想も読者の玩具の一つに過ぎない。人間としてやっては行けないってものがあるから無制限は良くない。でも、禁欲的過ぎると感じる部分がある。読者の欲をくすぐらないのは良くない。これどこでも失敗する。下品さや低俗さを上手く昇華させるこれが知恵の使いどころになる。ソシャゲにおけるガチャ問題と似てる。人間を玩具にするというのは奴隷的対応になる。それは許されるべきではない。そんなのは私も分かってる。しかし根本にある作品の評価はそうじゃないでしょう?カクヨムは書き手じゃない。むしろ編集は評価を仕事にしてると思うのだが?
今すぐ短絡的で作者にとっても得にならない読者の楽しみを殺してしまうレビューのあり方を見直すべきだ。