私が、「なろう」にぶん投げている異世界小説は、たぶん、今の異世界小説では考えられないくらい、登場人物が多く、ほぼ全員に名前が付いている。
(名前だけ出てきた人も入れれば、軽く100人はでてる)
街のちんぴらとか、群衆の人々とか、いろんな場面での有象無象にはさすがについてないが、それは相手が名乗らないからであって、名乗る場面があるような人物には、たとえ登場シーンがその場でしかなくても、付けてある。
(なので、多数なのだ)
もう、全員の名前は私ですら、用意してあるリストをみないと、正確には答える事が出来ない。
(何しろ、ストーリーを描きつつ、出てきた人物には、片っ端から命名しているからだが。)
そんなに出すなっていう話はあるかもしれないが、色んな土地に行って、色んな人に会えば、その人たちには、ちゃんと名前があるのだ。ななしの人物、あるいは生き物などいない。
(雑草という、植物はありません。草にはみな名前があります。と言ったのは、何方だったか・・・)
で、身長とかどういう風貌なのか、どういう体格なのかくらいはメモってある。
人物によっては、もう少し詳しく書いてある場合もある。
しかし。
考え方、スタンス、口調はメモってない。
どういう話し方をするのかは、その場のノリで、どんどん書いて行く事が多く、どういう考え方をして、どういう話し方をするか、なんてメモってない。
そうなると、だいぶ経ってからその人物が登場というシーンが出てくると、忘れてしまっている。
80話も前の人の話し方とか、忘れてしまっているんだ。1話、最低でも4000文字以上ある話の80話も前となると、記憶なんかしてない。
そうなると。一貫性が取れなくなるのがいやで、その人物が登場して喋っているシーンを全て探し出して、読み直すことになる。
これがまた。
時間がかかるんだ。
これを読んでいる読者に違和感を感じさせないように、何度も読み直して、その登場人物の考え方とか口調を思い出して、何度か書いては書き直す。
そんなこんなで、書くのがおっそろしく遅くなることも、ある。
特徴的な仕草や、口調くらいは、メモっておくべきだろうか? とか考える今日この頃。