最近のSNSでの言葉の乱れはかなり酷く、
そうなる可能性がある事に対して使うべき「~となり兼ねません。」を「~と、なりかねます。」
とか
「~としかねません。」を「~と、しかねます。」
と、平然と両方を乱用して間違って使っている大人たちが多い。
大抵は、よろしくないことに対して使う事が多いのだが、「なりかねます」とか「しかねます」が丁寧語に見えるので、誤用してしまうというね。
10年位前から、よく見るようになった誤用なのだが、最近は平然と使う人が増えたように見えるのはSNSによる可視化の効能なのか。
まったく、ため息が出る。
~しかねる(可能性の否定、つまり不可能)、通常これは~できない。でいいのだ。
~しかねない(可能性の否定に対して更に否定)、つまり二重否定(不可能の否定、つまりそうなる可能性がある、という未来に対しての予想)で使用しているという、意識がないから、平然と間違えて、逆の意味で使う人がでるんだろうな。
もう、今の国語の授業はどうなっているんだろう。
日本語が崩壊しかけている気がしてならない。