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大いなる夢

人のなかにはしだいに舌が肥えてくる、耳や目が肥えてくるもので、しだいに人の音楽や絵、文学作品などをみて、つい荒がみえてしまい、少し心から楽しんだり感動できなくなる傾向があるようです。

インスタント食品でも美味しいと喜べる人が幸せなのか、「美味しんぼ」にでてくるような料理人でないと美味しいと思えない人が幸せなのか。私は前者のなんでも美味しいと思える人だと思います。

ソングライター、小説家、漫画家、画家の人たちにとって、自分の創作した作品が時代を超えて愛されることが幸せなのかもしれないと思います。

「ルパン三世」のキャラクターは今でも時代を超えて愛されて、新作がつくられています。
私の好きな作家の小松左京さんの「日本沈没」が改めてドラマ化されました。
芥川龍之介さん、夏目漱石さんなど、今も書店に書籍が並んでいる文豪がいます。
日本の一部が沈没してしまうという噂があるなか、なにかタイミングとして怖さも感じました。星新一さんや筒井康隆さんの作品も漫画化されたり、映画化されています。

私も、ずっと作詞、作曲、小説、童話などを書いてきて、一部の雑誌や新聞、書籍には作品が載りましたが、時代を超えていくものとは思えません。
短編や長編のなかで、一作でも、歌の一曲でも時代を超えて愛されるものを創りたい、それが私の大いなる夢です。

(了)

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