いつも拙作をお読み頂きましてありがとうございます。
随分日が経ってしまいましたが、ゴジラシリーズの人気怪獣の筆頭格の一匹、メカゴジラの誕生について。
この小説で「SFだー!」と叫んでいるお方がいますが、この方のモデルは長く東宝SF作品に豊かな発想を提供されていた日本SF界の先達、福島正実先生です。
公開当時こそ不発だったホラーSFの傑作「マタンゴ」、原作はウィリアム・ホープ・ホジスンと言われていますが実際はそれを翻案して映画の姿に拡張したのも福島先生です。
その福島先生がゴジラ映画の節目に「色々外付けの要素が増え過ぎた、ゴジラはゴジラと戦うべきだ」みたいな事を言って、サイボーグゴジラとの戦いを企画したのが、1974年、ゴジラ誕生20周年記念作品「ゴジラ対メカゴジラ」の原典でした。
この時福島先生が言ったのがロボットだったのかサイバネティック・オーガニズム(生体制御)だったのかはよくわかりませんが、結果として誕生したのはロボットゴジラでした。
かつて特技監督の昭慶さんが「ブリキのゴジラ人形を凹ましてデザインした」と言う説がありましたが、「そういう感じで」と後年訂正してました。
あの方、話膨らましますから。だがそれが面白かった!
デザインは井口(高橋)明彦さんですが、完成したメカゴジラは全身にレトロすぎるリベットをバシバシくっつけて、ポスターに描かれたイラストと完全に別物!
最初少し黒ずんだ汚しを入れていたけど、もっと未知の宇宙人の産物っぽくしようと言う事でポカピカの上に虹色の迷彩を入れてムチャクチャカッコよくなった!
子供にとってはミラーマン(準備稿)とミラーマン(テレビ版)並みの別物感!
…そんな時代も、あったんですよ。
だが無茶苦茶カッチョよかったー!!
どんだけカッチョ良かったかと言えば、その前年に登場した悪のヒーローハカイダーと双璧を成すくらいにー!作者の個人的主観でー!
あのリベットと虹色なしにメカゴジラはあり得ないー(個人的主観です)!
当時は小学校の校門の前で、映画の割引券を配るオジサンがいて、対メカゴジラのイラストポスターを編集した割引券が校門前の桜の花びらと一緒に強く印象に残っています。
いや、ホントにカッチョよかったメカゴジラ。
ゴジラが不細工過ぎただけに、余計にカッチョよかったメカゴジラ。
でも歌は可愛い女の人が歌っててカッチョよくなかったメカゴジラ。
せめて美童の祈りとは別に、子門ちゃんに歌わせろよ、と思ったメカゴジラ。
ブルマァクのソフビ、凄く出来良かったのに赤い目に黒い瞳は要らなかったよメカゴジラ。
後年、東宝レコードからゴジラシリーズのオリジナルBGMのレコードが発売された時、このメカゴジラの主題が聞けて何と感動した事か!
この曲、ニセゴジラ(メカゴジラがゴジラの皮を被ってた)対アンギラスの場面だったけど解説書には「炎と共にメカゴジラが現れたシーンでそのカッコよさに劇場をのたうち回った」と浅井さんが書いてました。
浅井さん曰く、最近「最初のゴジラのLPはほぼ本編の音声を聴きながら解説を書いたけど、メカゴジラは最近見たのと資料が無かったのでああ書いてしまい、その後劇場で見て間違っていたと物凄く後悔した」との事ですが、その情熱は伝わったのでヨシ!
結局佐藤勝先生は「美女液」から変わってなかったという事でヨシ!
「太平洋の嵐」の予告はミッドウェーの敗北から美女液マーチで真珠湾にムリヤリ繋げてしまう超絶力技なのでヨシ!!
…またしても解説にも何にも、それこそ伊東の温泉川良太鼓並みに何の慰めにもならない駄文でありました。