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幕末を巡る旅をした。日野、江戸、会津、京都。

新撰組のお墓参りと会津藩ゆかりの地を巡る旅をした。
知人の家や安宿やネカフェ、夜行バスに宿泊しながら、
会津での1泊だけ贅沢をして温泉宿でゆっくりした。
旅行記を書きたいけど、まずはTwitterにまとめてみた。

https://twitter.com/i/moments/844668752268439552

写真付きです。
Twitterをしていないかたにも御覧いただけます。
つぶやいた内容だけ以下に転載します。
たくさんいろいろ感じ入る旅でした。


○はじめに

#新撰組お墓参り
以前は歴史上の人物のお墓参りなんて理解できなかった。新撰組を小説に書いて何度も書いて、今では、彼らはとても身近な人たち。お世話になった故人の挨拶に行く代わりに墓前で手を合わせるような気持ちで、とても自然に、彼らのお墓参りをしている。

#新撰組お墓参り
お墓にカメラを向けるのは気が引ける。でも、地域おこしのため、地域ゆかりの英雄として情報公開してある場合は、個人の墓ではなく史蹟という認識だと判断し、撮らせてもらった。沖田総司と藤堂平助の墓は一般公開が制限され、写真撮影は禁止。隠し撮りするつもりもない。
#RIP


○2017/3/16

#新撰組お墓参り #土方歳三 #日野
色気のある冷徹な美丈夫というイメージが強い土方歳三だけど、地元の日野では、おおらかで甘えん坊で人懐っこいお坊っちゃんとして今でも愛されている。ボランティアガイドの話を聞きながら、そう感じた。

#新撰組お墓参り #井上源三郎 #日野
新撰組オリジナルメンバーでは最年長。個性の強すぎる凄腕剣士たちの中では目立たないけれど、穏やかな人柄を慕われていた井上。ハードワークが続くメンバーたちの聞き役だったのかな、と思う。


○2017/3/17

#新撰組お墓参り #近藤勇 #三鷹 #板橋
近藤勇の生家跡には彼を祀る小さな神社が建てられていた。近藤が板橋の刑場で斬首に処されたとき、満年齢33歳。土方たちを庇い、死を覚悟して自ら敵軍に出頭した近藤が何を感じ何を思い何を考えたか、やすやすと推し量ることはできない。

#新撰組お墓参り #永倉新八 #板橋
戊辰戦争後も生き残った永倉新八は、賊軍として貶められていた新撰組の名誉回復に奔走し、新撰組時代の回想録を残し、隊士たちの墓を建てて弔った。私たちが新撰組の足跡をたどることができるのは彼の功績に依るところが大きい。感謝している。

#新撰組お墓参り #沖田総司 #原田左之助
沖田の墓は毎年6月に行われる彼の命日イベントのときだけ一般公開される。墓石を削り取って持ち帰る輩が多く、お寺側が参拝を禁じたらしい。
原田は彰義隊として上野で戦死したが、入隊して日が浅かったため、合祀された一覧に名が記載されていない。

#新撰組お墓参り #試衛館 #市ヶ谷
新撰組のオリジナルメンバーが集ったのが、近藤勇の天然理心流道場、試衛館。彼らは鍛練のために近隣の坂を走っていたかもしれないなと、防衛省の敷地を歩いて迂回しながら思った。
史跡巡りはひたすら歩く。当時のリアルな感覚に少しでも近付きたいから。


○2017/3/19

#新撰組お墓参り #斎藤一 #会津
斎藤一さま、やっと、ご挨拶できました。貴方を書きました。何度も貴方とともに戦い、何度も貴方になって戦いました。数々のご無礼をお許しください。長生きした貴方の人生、苦悩と葛藤だらけだったこととお察ししますが、最期のときには幸せでしたか?


○2017/3/20

#会津巡り
宿泊した温泉宿に、思いがけず土方歳三の足跡が。宇都宮で負った銃創を癒やすため、東山温泉で湯治をしたらしい。滝を見ながらお湯につかったのかな。同じことしたよ、昨夜。
説明書き、きちんとした考証が為されたいる上に骨太で端正な文章なのが好印象。いいものを読ませてもらった。

#会津巡り
家老の武家屋敷を再現した資料館に圧倒される。当時の武士の「生活」が見えた。知らないことばかり。政治史や戦史は文献から学べても、文化史を体感的に理解するのは難しくて時間がかかる。すごい、の一言。

#会津巡り #松平容保 #お墓参り
戊辰戦争のときの会津藩主、悲運の名君。幕府の重鎮が次々と投げ出した旧時代の業をただひとりで背負った人。もっと狡くて楽な生き方もあっただろうに、それを選ばなかった。不器用なほどのまじめな生き様が好きだ。

#会津巡り #松平容保 #お墓参り
会津若松を見晴らす山中に建てられたお墓は自然に囲まれて閑静で、雪に足を取られるわ、積もった杉の葉が滑るわ、大きな猪を見掛けるわ、なかなかワイルドな参拝と相成りました。
墓誌銘の亀趺が中国の陵墓や石碑と一緒。松平家の墓、何ていう様式なんだろう?

#会津巡り #新撰組お墓参り #近藤勇
土方歳三が松平容保に頼んで建てた墓。「快く電光三尺の剣を受け、只、将《まさ》に一死して君恩に報いんとす」と締める近藤勇の辞世は素直で朴訥で剛毅で、彼の人柄が現れていると感じた。

#会津巡り #飯森山 #白虎隊
白虎隊や娘子軍の悲劇。史料館の展示品が圧倒的。何も言えなくなった。鶴ヶ城を眺めながら涙が出た。
きっと書くと思う。

#会津巡り #彼岸獅子
偶然、彼岸獅子を見掛けた。本瀧澤の獅子、撮らせてもらいました。

#会津巡り #鶴ヶ城
この敷地に5000人が1ヶ月、籠城したのか。かなり狭い。町ひとつ丸ごと閉じ籠る中国の籠城と違って、城内で食糧を生産できない日本の籠城は、どうしようもない消耗戦。新政府軍の洋式大砲により想定外の射程から砲撃され、難攻の堅城も破られる。


○2017/3/21

#会津巡り #ゆべし #椿餅 #鶴ヶ城
具だくさんで塩味の効いた雑煮がおいしかった。胡桃の入った餅菓子のゆべしや椿餅も塩味がして、甘いものが苦手な私も気に入った。鶴ヶ城の地下に塩蔵があった。幕末にもたぶん、私がおいしいと感じた塩味の料理が食べられたはず。

#会津巡り #酒 #会津中将 #写楽 #会津娘 #飛露喜 #会津紀行
会津の酒は全体的に、すっきりして口当たりが軽い印象、やや辛め。爽やかで飲みやすかった。
※普通「飲みやすい日本酒を」と注文すると、大抵はひどく甘いものを勧められて、辛党の私はかえって飲みにくい。


○2017/3/22

#京都巡り #新撰組お墓参り #藤堂平助 #伊東甲子太郎 #戒光寺 #高台寺 #月真院
伊東甲子太郎率いる高台寺党の新撰組離脱、藤堂平助の試衛館派との別れの決断。誰も悪くなかった。誰も間違ってはいなかった。ただ、誰もがまっすぐだっただけ。命懸けでまっすぐな道を行っただけ。

#京都巡り #お墓参り #会津 #金戒光明寺
松平容保を筆頭に、会津藩士1000名が駐屯。堅牢な城郭構造の巨大寺院だ。京都や鳥羽伏見で戦死した藩士たちの墓がここにある。
斎藤一の妻、高木時尾の父である小十郎も蛤御門の変で戦死。娘の花嫁姿を見ることも叶わなかった。

#京都巡り #東山
『幕末レクイエム』の作中で、時尾が金戒光明寺から高台寺月真院まで斎藤一を訪ねるが、徒歩で40~50分の距離。また、月真院に投宿する斎藤が祇園の女遊びにハマってしまうが、これは10~15分の距離。
京都の地理には強いので、作中の距離感はかなりリアルです。

#京都巡り #池田屋 #河原町三条
新撰組の活動の中でも最も有名で華やかなトピックが池田屋事件だと思う。現在は居酒屋。ランチメニューや宴会コースには新撰組メンバーの名前が付けられている。私は誰でもおいしくいただきますが。
三条大橋の欄干には刀傷が残る。新撰組が付けた傷?

#京都巡り #御所 #蛤御門
八月十八日の政変や蛤御門の変など、幕末における数々の動乱の舞台。移築されたり、取り壊されたり、戦時中に資材として供出したりと、意外にも昔の姿ではないらしい。
梅や桃が咲き誇っていた。今年は桜はまだだった模様。

#京都巡り #壬生寺
新撰組の屯所のすぐそばにある広い寺。敷地は戦闘訓練に使用されていたらしい。
最初の屯所があった壬生は当時、半農の武家屋敷と畑、寺や神社ばかりのエリアだったらしい。今では畑はなくなって、やや古めかしい印象の住宅地になっている。

#京都巡り #壬生 #西本願寺 #不動堂村
新撰組の屯所跡。壬生時代は八木邸や前川邸など数軒に分かれて住んだ。西本願寺では戦闘訓練等を巡って寺とのトラブルが絶えず、不動堂村に移転。
明治に入り、生き残った古参兵の島田魁が西本願寺に守衛として勤め、仲間の供養に心を砕いたという。

#京都巡り #油小路事件 #伊東甲子太郎
近藤勇たちとの久々の会談の帰り、新撰組隊士の槍に突かれた伊東は「ご冗談めさるな(冗談はよしてくれ)」と声を上げた。追い詰められると、未だ人を斬ったことのない刀を初めて抜いて応戦。やがて「奸賊ばら(卑劣に過ぎる者たちよ)」と言って絶命した。

#京都巡り #島原
壬生の南、西本願寺の西にあった新撰組なじみの花街、島原。土方歳三が花街の女たちから山ほど恋文をもらったことを実家に自慢した話は有名。
私の目的は綺麗なお姉さんではなく、ネタみたいな名前の温泉施設。夜行バスで京都入りして夜行バスで京都を出る強行軍だったので。


○おわりに

#新撰組 #会津 #日野 #江戸 #京都
作中人物である史実の彼らのお墓参りをして無礼の許しを乞うほど本気でまじめに書いたので、もうちょっと注目していただけると嬉しいです。

歴史ファンタジー×異能バトル
『幕末レクイエム―誠心誠意、咲きて散れ―』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882222562

街コンエッセイ
『新撰組紀行 ‐ 斎藤一と、京都を歩く ‐』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881935505

歴史小説
『斎藤一、闇夜に駆けよ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881496940

パロディラブコメ短編
『京都チョコレート協奏曲』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882531169

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