先日〝脳科学的マーケッティング心理〟に関する中古本を買いました。
実際の企業営業活動に生かせる様な内容が多く、現在の私にはあまり(ほとんど)必要ないのですが〝そうだったのか〟というような興味深い、消費者心理などの内容も書かれています。
ウェブ小説のPVに関する様な内容も(当然)書かれていないのですが……
マーケッティング的に考えて見ると〝本(紙媒体小説)〟と〝ウェブ小説〟に対する読者の評価は、かなり違うのでは、と思われます。
本は読者が購入してから読みます。
購入者には、読まなければ損、自分の選択(購入)は正しかったと思いたい、という心理(バイアス)が働きます。
従って、多少つまらない箇所があったとしても、頑張って読むでしょう。プロ作家が書き、出版というプロの評価を得た本は、面白いはずである(面白さが分からないのは、自分の問題である)こうして最後まで読めば、それなりに面白いのは確かだろう。さらに言えば、買う前にもページをペラペラめくって断片的イメージを得たり、帯の書評を見たりしているでしょう。
脳科学的には、高い商品の方が満足度がたかいそうです。本でいえば、厚くて豪華な本の方が満足度が高いという事でしょう。安くて薄っぺらい本は満足度が低いと想像できます(読むというより、所有する満足度も含まれるでしょうが)。コスパ、タイパという考えには反するかもしれませんが。
一方(所有のない)ウェブ小説では? コスパ、タイパの概念がより重要になるでしょう。
(投稿サイトの)ウェブ小説は無料です。
(無名な)ウェブ作家の小説は、時間をかけて読んでも面白くなければ損です。従って、読み始めてすぐ(あるいは途中で)、面白いかどうか(最後まで読むべきかどうか)判断される事になります。
という訳で、よまれる前から(タイトルや、紹介で)内容や面白さがじゅうぶん伝わるように書かなければならないし、本文でも恒に分かりやすく、面白く読者を引っ張らなければならない。
後まで読めば面白さが分かる、という様な〝本〟的書き方では読まれない可能性が高い。
別な言い方をすれば、結論があまり想像できない(面白いか、つまらないか分からない)小説は、あまり読まれない。(本当に面白い小説は逃してしまうかもしれないが)ほどほど確実に面白そうな小説のPVが伸びる。PVが伸びれば、読者が安心して読める。……のではないか?
ウェブでは、圧倒的文章力、読者を引き付ける巧さが無ければ、起承転結という書き方は通用しないのではないか?
PVを増やすためには、ウェブ小説的書き方を学ばなければならない様だ。私には出来そうもないが……
話は少し変わりますが、POPミュージックでも同じことが言えます。
レコードやラジオの時代は、印象的なイントロで後半にサビがある楽曲(印象的なイントロのヒット曲など)が多くありました。
しかし最近は、イントロがなく、いきなりサビから始まる楽曲がとても多いそうです。そうしなければ、最後まで聞いてもらえない(とばされてしまう)という事でしょう。