BSで放送されたタルコフスキー映画「ソラリス」を見て思い出したのですが……
以前から思議だとは思っていたのですが（勘違いでなければ）ある出来事について、書かせていただきます。
「ソラリス」はタルコフスキーとソダーバーグ（リメイク版）の映画があります。この２本だけで、これ以外の映画は制作されていないそうです（古いソ連のTVドラマはあるようですが）。
しかし、私はそれ以外の作品を見た（2000年ごろたまたまTVで見た）記憶があります。
内容はタルコフスキー版とほとんど同じだったのですが（途中までは、違和感は少しありましたが、明らかな違いに気づきませんでした）今では違いをはっきり思い出せます。
ケルビンがギバリャンの遺体を発見する場面、タルコフスキー版は白人女性の後をつけて発見しますが、私が見たのは（たぶん）大柄な黒人女性の後をつけてだった。（当時、YouTubeの検索でも、大柄な黒人女性の映像を何度か見た記憶もあります…… 今ではそのような映像は見つかりません）
スナウト？の部屋の訪問者（子供）は、タルコフスキー版ではドアから出てきますが、私が見たのは、子供は部屋からは出てこず、背後の気配だけでした。
ハリーを小型ロケットに閉じ込めた場面、私が見たのは、ハリーが暴れドアが内部から叩かれ（恐怖を感じさせるほど）激しく変形しました。タルコフスキー版では（叫び声はありますが）ドア変形のような表現はあません。
ステーション内、私が見たものは、ソラリスの赤い太陽と青い太陽が（原作の様に）描写され、不気味な赤い太陽の時は、窓を閉め部屋に閉じ籠る息苦しい閉塞感が表現されていました。
その他にもいくつもの細かな違いが…… （結末は違っていたかもしれませんが、映画後半の記憶は、はっきりしません。タルコフスキーの様に難解で、象徴的な結末ではなかったと思います。たぶん）
ネットで調べても、映画はタルコフスキー版とソダーバーグ版しかないそうです。
私が見たものも、しっかりとした（安っぽい作りではなく）映画の様な作品でした。私はいったい何を見たのでしょうか？
現在とは、ほんの少し違うパラレルワールドの記憶でしょうか？？？
（思い当たる方がいれば…… ）