在町（読み専）

2024年辰年を担当していた気弱な「たっつん」が、新人十二支のセーラー服女子高生ミコに引き継ぎを行うことになって……。 軽い読み口のゆるふわコメディですが、昨年の年始めを思わせる…

「わたし、青い金魚を造りたいの」 そう語っていた私の恋人は肺から水媒花を咲かせて死んだ。 火葬のあと、骨壺を確かめると恋人の骨は青い金魚に変わっていた。死んだはずの恋人との奇妙な…

実話と創作が入り乱れているホラー短編です。 マンションの踊り場が、濡れている。

実話を元にしたホラー短編です。 実話8割、創作2割。少しでもぞくりとして貰えたら嬉しいです。

実話を元にしたホラー短編第二弾です。 こちらは実話9割、創作1割。どこが創作なのかはご想像にお任せします。

朝香トオル様主催「フラレた男と慰める男」をテーマにした全年齢向創作BL『傘をさしかけるひと』へ寄稿した作品です。 映画好きな大学生「鍵井佑(かぎいゆう)」はサイコホラー映画の上…

在町企画(海をテーマにした美しい作品を募集した個人企画)入賞作品。 あるものを探すわたしは、生まれ変わりの鳥と同じ名を持つ女性と出会う。 海と鳥とわたしとまだま、夢現のひととき。

小学生の龍心の父が営む龍ヶ崎町の岬神社と、隣町の大平町の大瀧神社で合同で行う伝統行事『龍神祭』。 黒龍伝説から始まった四年に一度の大祭は、神主同士のトラブルにより岬神社のみの開…

目標も、好きなことも特に見つからず「今」を生きている理由を探しているすべての人へ

実話怪談と創作と。 私と妹が訪れたのはまだ真新しい、朝食が名物のホテルでした。

X(旧Twitter)で開催している「イチョウかキノコホラー」というホラー展覧会企画(イチョウかキノコをテーマにしたホラーをかく)で、キノコをテーマに書きました。 ぼんやりとした…

左腕のない当主と角のない鬼が、ひたすらに対話する短編連作。 不定期投稿予定。 2023年11月1～30日までのお題に合わせ、しゃべる生首が登場する小説を投稿する「novel首塚」…

初めて俳句へ挑戦してみました。

金魚とわたしの物語。その金魚は美しかった、生きているだけで。 人魚のような人外、金魚が登場する話です。 リクエスト「金魚、匂い、浴びる」で書きました。ありがとうございました！

私に払えるものなら何でも。 リクエスト「役者、伝言、伏せる」で書きました。

雪娘と春の精。私を雪娘と呼ぶのは。 リクエスト「待ち合わせ、睫毛、きしむ」で書きました。

実話怪談のようなものです。

　スペインとイギリスのクォーターであるリオは、ロンドンで女優の仕事をしている。祖父のパウロとチャップリンを敬愛する彼女は、恋愛に対して淡白で冷めた価値観を持っているために恋人との…

　火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。 　アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでも…

昭和の終わり、そして令和の現代を舞台にした短編ホラーです。 あまり怖くない……かと思ったら怖くなくなくなくなくなくない／(^o^)＼

KAC20247参加作品。 舞台は１９世紀から２０世紀半ばのイギリス、吸血鬼と人間の淡い悲恋？をテーマにした短編小説。 「希って」は「こいねがって」と読みます。 ノベルアッププ…

　レモネードを作ろうと言ったのは、私だったーー。 　モデルのマノンは、過去の父親からのモラルハラスメントによるPTSDと、仕事のストレスからくる不安障害で、従姉のレアが移住し…

「ブラックボックスという道具です。昔、ネコ型ロボットを名乗るタヌキっぽいロボットから、貰ったんです。なんでも未来を変えるために、過去に来ている、とかで」

「マッチはいりませんか？」 　エプロン姿の少女がマッチを売っていた。もし私たち夫婦に娘がいたなら、きっとこのくらいの年齢だろう。赤毛の長い髪が印象的な、愛らしい少女だ。ただ、そん…

２９歳の疲れた歴史オタク女、新井若葉は、１７歳のメイド、アリーシャ・ヴェーバーに転生したと思っていた。だがそれは、彼女の予想とは全く違う物語の幕開けだった。 もとの世界とは似て…

思いついたので、KAC20241に参加してみます＼(^o^)／ バッファローは無理でした＼(^o^)／

5年以上前に詠んだ海の生命をテーマにした短歌の連作です。 拙い作品ですが、よろしくお願いします。 第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト参加中です。 2011.3.…

『喋れるかただそれだけで生き死にを決める奴が人の心を語るな』 　Mēdeiaという歌人の短歌がネットを駆け巡ったのは、高崎市内の障害者施設「藍光園」で利用者25人が殺傷される事…

　大学生のキリコには、アサギという友人がいる。アサギはつかめない人間で、キリコ自身アサギのことが好きなのか嫌いなのかよく分からない。 　ある日キリコは、大好きなゼミの草野先生が…