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お手軽に出来る意外な結末

 息抜きがてら。生きてる報告代わりに。誰かの何かの参考になればいいよね、という覚書のようなもの。

 本日ご紹介するのはひねりのある、意外な結末を迎える短編の作り方です。
 用意するのは凸と凹なネタ二つだけ。

 ……話はそれるけど、3分クッキングのテーマ曲の元ネタ?出典?が、詐欺師が主人公の映画だと知った時は不思議な気分になった。詐欺の手順を紹介するときに流れるの。


 昨年のカクヨムコンの読者選考で、マイナージャンルだったためかランキングに入り選考突破した「お姉ちゃんの味」が、マイページの「代表作」に自動で設定されてるのだが、今日はそれの話。代表作というなら書籍化された時限爆弾だと思うのだが、自分のなかでも一つの学びになったのでそのままにしている。

 短編としての出来がよかったかはともかく、あれは意外な結末になってるのではないかと思う。
 少なくとも、前半の展開を読んで後半を予想できる人はいないだろう、という点では意外。
 それもそのはず、そもそも前半と後半はもともと別のネタで、それを無理やりくっつけたものなんだから当然のことである。

 要するに、物語のプロローグになりそうなシチュエーションの「ネタA」と、物語のオチになりそうな「ネタB」を前後にくっつければ、誰でも意外な結末がつくれる、という話。
 極端でよくあるたとえを挙げれば、夢オチエンドみたいな感じ。

 ただまあ、なんでもかんでも力業でねじ込めばいいという話でもなく、二つのネタの接着点、何かしら似通った共通点を見つけて脈絡を繋げなければならない。それがうまくいけば意外な結末になるし、無理やりが過ぎるとPV1こそ増えるが無反応というお決まりのパターンが待っている。

 ……まあ、その繋げる作業、意外性を生み出す発想力があれば、ネタが二つなくてもひねりのある話がつくれるよね、という話でもあるが。

 とはいえ、ゼロからひねりのある短編をつくるよりも、お題があると思えば多少はハードルも下がろうというもの。

 理想をいえば凸と凹、プロローグとオチになりそうなネタ2つがあればいいが、凸と凸でも、あいだを埋められる第三のネタが生み出せればなんとかなるはず。
 そうやってできたものを膨らませていけば……つまり登場人物の背景とかつくりこんでいけば、おのずと中編、長編も出来るだろう、という話。

 問題はその凸と凹、ネタを二つも考え出すことだが。そうぽんぽん浮かべば誰も苦労しないよね。

 自分の場合は凸のネタだけならいくつもあるが、凸同士でくっつけるには向かないタイプのものばかりで持て余している。今もそれで頭を悩ませているところ。
 これら凸をそれぞれ一つの話として膨らませても、質の悪い、微妙な、それこそ上に挙げたようなPV1入ればせいぜいというものにしかならない。それなら作業量を減らして集中するためにも、これら凸をくっつけられないか……という発想に至り、例のお姉ちゃんの味のことを思い出して、こういうノートを書いてみた、という経緯。どういうかたちであれ、頭のなかにある考えを文章化してみるのは思考の整理になるものです。

 現在はpixivの百合文芸に向けてのネタづくり中です。漠然と3月中旬くらいまでと思っていたが、締切は5日だったので焦っているところ。2月も短いし。
 カクヨムとは関係ないのだが、書きあがったら近況ノートでまとめを書く予定。
 まあ、カクヨムで日の目を見なかった百合系の短編を改稿したりするつもりなので、無関係ともいえない。
 カクヨムコン用に考えていた一般的なラブコメの凸案を百合化したりもする。ただ、結局カクヨムコンでもかたちにならなかったものなので……ううむ、という感じ。力が欲しい。発想力、創造力。

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