子供の頃から、妹とはいろんなゲームをしてきた。ゲームといっても私の家ではDSやPSPといったものは買ってもらえなかったから、お金のかからない口頭でできるゲームばかりだ。
10個の質問に「はい」か「いいえ」で答えて相手の思い浮かべた芸能人を当てる、今で言うアキネイターのようなゲームや、一文ずつ物語を作る遊びなど、移動時間の長い家族旅行の車内でもやることが尽きることはなかった。
こんなことは大人になった今でも続いている。最近発明したゲームを記しておく。
【俳句とはゲーム】
片方が適当な単語を一つあげる。単語は「猫」でも「フランス」でも「柔道」でも、つまり何でもいい。
もう一人はその単語を使って俳句について語る。語りはじめのセリフは絶対「俳句っていうのは〇〇(指定された単語)なんだよね」でなくてはならない。
〜例〜
A「回転寿司」
B「俳句っていうのは回転寿司なんだよね。ネタという季語を選びとる。そして〜(自由に語る)」
以下、役割を入れ替えて繰り返す。
【おせちゲーム】
片方が適当な単語を一つあげる。単語は「猫」でも「フランス」でも(以下略)
もう一人はその単語をこじつけてめでたいものにし、おせちに入れる。
〜例〜
A「眼鏡」
B「眼鏡は"目がねえ"、つまりいろんなものに目がなく夢中になれるということで縁起が良いことから、おせちに入れられています。」
以下、役割を入れ替えて繰り返す。
【NEWじゃんけんゲーム】
二人が一つずつ単語を出し合う。出てきた単語二つに自由に一つ単語を足して三つ巴にし、プレゼンする。上手にできた方が勝ち。
〜例〜
A「ピザ」
B「辞書」
A「ピザと辞書と人間。ピザは辞書を汚すことができるのでピザは辞書に勝つ。辞書がないと人間は困るので辞書は人間に勝つ。人間はピザを食べるので人間はピザに勝つ。」
B「ピザと辞書と不可能。不可能は辞書に勝つ。凌駕しているから。辞書はピザに勝つ。内包しているから。ピザは不可能に勝つ。ピザは不可能を可能にするから。」
A「負けました」
くだらないゲームばかりだが、(自分達の中で)ヒット作ができるとうれしい。これからもオリジナルゲームの数は増えていくのだと思う。