「好奇心は猫をも殺す」という言葉があるが、これはイギリスのことわざ「curiosity killed the cat」を和訳したものである。
何故、「猫」なのかというと、イギリスでは元来猫は九つ命を持つものとされ、容易には命を落とさないものとして存在していた。
日本に猫が入ってきたのは奈良時代辺りとされている。
日本では「猫又」という尾が二本に分かれている妖怪がいる。
人をだます妖怪とされている。
人をだます動物と言えば、狐や狸がいの一番に思い返されることだろう。
しかし、少し考えてみると、なぜ、人をだます動物=きつね、たぬきになったのだろう。
古く遡って、古事記の因幡の白兎なんてまさに「噓を騙ったために因果応報をうけた」存在としていえることだろう。うさぎでいえば、カチカチ山なんてものでもおばあさんの仇として狸をだましている。理由は違えど、「噓を騙る存在」として確立していてもおかしくないのではないだろうか。
……なーんて、適当ぶっこいたけど、動物が象徴しているものって国ごと、また時代ごとに違うから面白いよねっていう話。