いっつも思うんですが、二次創作作る人たちってめちゃめちゃすごいと思いません？
わたしには手を出そうにもハードルというか敷居が高すぎてなかなか創作の手を出せない分野なんです。
まず、二次創作の何がすごいかって、キャラクターの落とし込みがすごいと思うんです。オリジナル作品を見て、漠然としたキャラクターのイメージを付けることは誰でもできるけど、それを別シチュエーションにおいて動かすっていうのは誰にもできることじゃないんですよ。キャラクターのイメージに沿ったセリフ、行動を考えて、そこからさらに文字に起こすっていうかなりの重労働がかかっているように思うんです。オリジナルなら、ひどい話、後付けで設定をたしたりひいたりすることも可能なわけですよ。ストーリーの矛盾をなくすため、或いはその作品を手っ取り早く終わらせるため、キャラの成長と名を打って少しずつ変えていってしまうことも可能ですから。でも、人様のキャラクターをそんな雑な扱いをするわけにもいかないでしょうし、キャラクターに動いてもらうにはそこまでのキャラたちへの理解と愛がないとできないんじゃないかなと思うわけです。
あと、某支部さんで何番煎じ？ってくらい同じシチュエーション見るけど、それはそれでめちゃめちゃ需要あるのよ。ていうか、そのシチュエーションってみんな好きだからたくさん書かれるのであって、供給をうけるがわからすると、気にせずどんどん書いて！ n番煎じ？ むしろウェルカム！ っていう感じなのよね。
たまにオリジナル命！ みたいなノリで二次創作に口出しする人いるけど、二次創作はシチュエーション似ててなんぼ、的なところがあると思うの。むしろそれによって界隈が盛り上がっているふしもあると思うのよ。
ネタ被りしてるのを見つけたから「パクリ」だなんて頭湧いてんのか？ って思っちゃうくらいには二次創作のそういう同じネタを量産してくれることによって私の命（オタク魂的な）が救われている。
パクリっていうのはなあ、「その文章をそのままコピーすること」をいうんだよ。
ネタ被りとか、参考にするとかは、別にパクリじゃないから！ 学ぶために真似しろっていうだろ？ そういうことだ。
文学なんて過去の作品を読んで読みまくった人が作ったものなんだから、そりゃ被るネタなんてありふれているわ。それを「パクリだからだめ」なんて誰にも言う権利はないんだよ。創作は、自分のなかの言葉を見つけてそれを編むから創作なんだ。自分のなかから言葉を引っ張り出して作られたものを作らない奴がとやかく言う資格はない。そんなことを言っている暇があるなら文章の一つや二つ書いてみろ。
以上。ちょっとした愚痴でした。二次創作作る人すごい。
私はまだ自分のキャラ達すら自由に動かしてあげられないような初心者書き手ですが、いずれ二次創作に手を出したくて仕方がない所存です。