MERO

――たとえ、終わりのない悪夢でも。 わたしは何度だってあなたを愛すだろう――。 少女は絶えず希死念慮に駆られていた。 一言で言って、変わり者。 いつも一人でいる孤独な彼女を、人…

打ちあがる花火を見ながら、不毛な思いを馳せる女の話。

ある日泣いている先輩を見つけた私はその日から先輩と関係を持つことになるが、先輩にはほかに彼女がいて……。 間川 レイ様主催自主企画「その恋は成就しない、百合の本棚」に向けに書い…

少女の余命は幾ばくも無かった。 全ての終わりを覚悟した少女は、兼ねてより興味のあった心霊スポット巡りを始める。 死後の世界があって欲しい。 この世に幽霊が居れば、死の恐怖も多…

ぽてり、と倒れたタチアオイ。それはまるで、私のようだと思った。

読み終えたあと、すっと生きようと思える連作を組みました。 好いと思ってもらえれば幸いです。 第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 二十首連作部門

この二人に共感したくない。

午前1時。学校に行けなくなった女子高生、千代がそっと部屋の扉を開く。待っていた黒縁メガネのお姉さん、夜海といっしょに、深夜の横浜をお散歩する。夏の雨が降るなか、石川町から元町、中…

"愛してる"と言う言葉に違和感を持つ主人公――関野には、もうすぐ付き合って一年半になる彼氏がいるが、思い通りにいかずに悩む。その相談を受けるのは、大学生になって仲良くなった美里。…

本日、七月十五日。地元の夏祭りから帰ってきてすぐに書いています。 本物の人混みに紛れまして、これが本物の熱気なのかと驚きました。 その体験記です。

カクヨム甲子園2023、中間選考突破。

『私』は夜遅くに仕事から帰ってくると、ベッドに横たわった『私』自身の死体を見つけてしまう。 どうすればいいか分からずに放置して数日が経った。匂いもキツくなり、このままでは事件にな…

私、奏と付き合っていい？ その女は奏が私が許可すれば付き合うと言っていたから尋ねたと言っている。 ただそんなこと許すわけない。 私がどれだけ奏のことを思っていたか知らないくせに。…

ショートショートです。カクヨム甲子園に出します。

私には体を重ねるだけの同学年の女の子がいる。 彼女は言葉で定義できないこの関係に疲れていた。 私はそんな関係も良いと思っていたのだけれど。 ただ抱き合った私たちの関係は歪んで…

幼馴染の黒瀬瑞希（くろせみずき）に好きな人が出来た。 ……待ってちょうだい。 じゃあ、ずっと瑞希を好きでいたわたしの気持ちはどうしたらいいの？ 胸に秘め続けてきた、この想い。 認…

メリーバットエンドが書きたくて作った。 ひたすら内容が重いです。 登場人物、たったの二人なのがウリです。

KAC20235参加作品

深夜の散歩が趣味の主人公は、ある時からすれ違う女性に会釈され始めた。 それに返すのが習慣になった頃、突然その女性に口をふさがれ……。

　あこがれの先輩にもてあそばれているだけだと気づいた瑠音（るね）。 　人気作家の母親にはこき使われ、そのつらさを親友の成美に相談しても冷たいことばしか返って来ない。 　だから、瑠…

未来はある朝学校に来て以降クラス中から無視され、廊下を歩いているだけで暴言を吐かれるようになってしまった。 彼女にはそうされる理由がわからなかったが、中学以来の友人である紅葉だけ…

何かいろいろあったっぽい女の独り言を、連作短歌２０首で。

こうはなるな、若者よ頑張れ！という思いで書きました。寿命で死ぬまで長いのですから、誰かに届いて生きた証を残せたなら幸いです。 ２話まで二十首連作、３話からは基本一首で好きに短歌…

どうして、幼馴染は僕の恋人を寝取ってくるのか……？　歪な恋物語（？？？）

――襲われた。 そして、僕たちは付き合い始めた。　 （同名短編の増補改訂版）

幼馴染のリコは腹パン好きのサディストである。彼女は事あるごとに、僕に対して腹パンをしてくる。しかも、手加減なしの全力で。隙を見せれば腹パンされる。隙が無くても、隙を作り出してむり…

夏休み最終日。 僕は彼女のほっそりとした白い首に手をかけた。 今日は彼女が企画した、旅の終わり。 自殺旅行の最終日だ。 「刹那」というお題で書いてみた短編です。 あまり読後感…

結婚を考えていたけどけど…の後日談彼女編です。 彼女がその後にとった行動は？ 失ってから気付く後悔・贖罪のエピソードです。 結末は…？

付き合って1年の彼女と結婚を考え始めた青年。 会う予定はなかったが、指輪のサイズを測りたくて彼女の一人暮らしのアパートに向かった。 彼女の部屋の前に立ちインターフォンを押そうとし…

KAC20236『アンラッキー７』参加作。 思い付く限りの『７』を入れました。

『不幸自慢』（https://kakuyomu.jp/works/1177354054888046975）の続編です。 単体でも問題なくお読みいただけますが、前作を読んでいると一…

KAC20234『深夜の散歩で起きた出来事』参加作。 満月の夜にはいろんなことが起こるかもね。

KAC20237『いいわけ』参加作。 澄んだ陽のなかで歪（ひず）みが見えちゃったかもね。

街にはびこるギャングどもと、１人の殺し屋の夜の物語。 KAC2023 第４回『深夜の散歩で起きた出来事』参加作品。

ある優しい少年と、ねこのぬいぐるみのミューの物語。 KAC2023 第２回『ぬいぐるみ』参加作品。

何も思いつかなかったし、ラストだったので、このようなおバカな作品を書いてみました☆ ちなみに、一応～～、二人称小説です。 KAC2023 第７回『いいわけ』参加作品。

KAC20237参加作品。

主人公の奈々はその名前のせいで、すべての成功も失敗も正当に評価されず、運に関連付けられてしまった。 ただ彼女の友人である一花だけは奈々の努力を正当に評価してくれていたが……。 …

７回裏。野球の大舞台で俺はマウンドに立ち、親友と邂逅する……。 第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品『ブーゲンビリアのサウスポー』のスピンオフとして書かせていただき…

おのれのフェティシズムを満開にさらけ出す！　マニアな女子会の様子です！ KAC2023 第５回『筋肉』参加作品。

【KAC20235】参加作　『筋肉』がテーマの短編読み切り！　読み終わるとちょっとホッコリするハートフルストーリー！

一つ年上の恋人、読子さんの部屋にお邪魔した時の事。ひょんなことから私の筋肉の話になって？ 現代女子高生百合。他に投稿しているKAC短編と内容的にはつながっています。 期間終了した…

あの頃は、よかったのか悪かったのか。 いずれにしても、思い出ですね。

ぬいぐるみが好きでたまらず、壊れてしまったぬいぐるみを直すために、裁縫できるようになった女の子。 それが発展し、ぬいぐるみを自分で作れるようになった女の子。 そんな、ぬいぐるみを…

実家が本屋の新田は中学生の頃、本屋で『孤独な心の秘密の庭』を頼むと惚れ薬が出てくるという噂を流す。 彼女が大学生になった時その噂は想いも寄らぬ形で彼女に帰ってきて……。 「KA…

文香は凛乃が自分に対し恋心を抱いているのは知っていた。 ただ凛乃の性格から、文香から告白しても彼女は自分では釣り合わないと身を引いてしまうだろう。 それを防ぐため、凛乃自ら告白す…

克美はひとつ年下の後輩、司馬くんに恋する中学生。しかし、克美は不器用なツンデレで、いつも憎まれ口を吐き、うまくいかない。 克美の挑戦は続く！

朔は子どもの頃から、大きなウサギのぬいぐるみを大切にしている。が、最近、目に見えて壊れてきた。 処分は国へ、修繕はお覚悟、放置は言語道断

「大丈夫？　迷子？」 強い吹雪のせいで迷子になったあの日、雪村椿はそう話しかけられた。 たどり着いたのは見たこともない神社。 そこで一緒に歩いていた風花六華の行方を知らないか…