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こちらも落ちる

元々ない文章力がさらに落ちているのは致し方ないとしても、読みたいと思って借りておいてもらった本を開いた時、頭に入ってこないことに衝撃を受けました。
文章を読む力も、磨かなければ落ちる・・・
当然のことですが、中々直視するのは辛いです。星新一さんのショートショートばかり読んでいたら長編小説が読めなくなるという失敗は中学の時にすでに犯したはずなのに、同じ轍を踏んで、高校の時割とすいすい読んでいたはずの本の、その序文で躓く情けなさ。
初心に戻り音読に精を出して(もちろん、自分の部屋でですが )家族からは念仏と間違えられながらも読む力を回復させている次第です。

さて、今更の話題かもしれませんけれども、雨月物語、面白いですよね。怖い話もあり、叙情的な話もあり、人情ものもあり。格調高い序文に足を取られ、西行法師が出てくる白峰に半殺しにされ、菊花の契りで泣かされて浅茅が宿にまた泣かされる。次の夢応の鯉魚は話の筋より素晴らしい文章力。高校の時飽きて放り出した仏法僧は後半がゾッとする展開で、吉備津の釜は浮気ホラーもの。怖やです。蛇性の淫は個人的にはうら悲しい気持ちの残る恐ろしくも哀れな話、青頭巾は・・・
青頭巾は色々と凄まじいです。老た僧侶が十三、四の童(つまりお稚児さん)に入れあげ、その童が死ぬと悲しみのあまりその死肉を食い鬼になるという。もし映像化なんかしたらきっと15禁か18禁でしょうね。
その壮絶な編の次、シメとして貧富論。今でも通じそうな、金にまつわる話・・・を、小さいおじさん(金の妖精らしい)と夜通し吝嗇家と話すというもの。

ほとんど刺激のない生活にまた戻りましたので、暫くは堅苦しくない・・・割ととんでもない雨月物語のあらましを書くことにします。

注意! 特別知識があるわけでも、まして学者さんでもないので、間違った情報もあるかもしれません。
また、このカクヨムに折角付いているコメント機能とか、レビュー機能というものを活用していないことからも察していただきたいですが、感想というか、レビューを書くのが非常に苦手です。下手、または意味がわからないこと前提です。読み手が付く可能性もある、小説ジャンルにしないことからもご推察ください。



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