どーもっし! 雨愁軒経です。
『嫁セカ』用の新規エピソードを更新すると、なぜか『RD令嬢』のフォローが増えます。どうして?
さて、掲題の通り、『嫁セカ』参加の皆さま、お疲れさまでした!!
私はですね……(目逸らし)
今日の明け方頃に『虹色の魔女』の方に区切りがつきまして。
そこから一度仮眠を取り、もう一作の『黒の男装騎士と金色の獅子王』を書いていたのですが、
https://kakuyomu.jp/works/16817330663645304000こちら20時30分の時点で、9900文字。
文字数が2万に達するだけなら何とかなるのですが、0時の締切までに区切りを付けるということを踏まえると、間に合わないことが確定しまして。
『男装騎士』の『嫁入りからのセカンドライフ』応募は取り消す結果となりました。
悔しいですね。是非とも二作は出したかった。
というのも今回のコンテスト、事前のザッピング段階で「正攻法では勝てない」と感じておりまして。
じゃあどうするのかというアンサーが、二作品応募でした。
どれほど内容を記憶していただいているかはわかりませんが……少なくとも、前回の『賢いヒロイン』で最終選考に残ったという記録は、カドカワBOOKS編集部さまに残っているわけです。
であれば、おそらく比較されます。
そこで、エリカとヒースとは毛色の違う手札を切ることで、『こういうヒーローも書けるのね』『こういう題材もやれるのね』という幅をアピールしようとしたんですね。
ですので今、割とガチ凹みをしております。
まーじでやらかしたあ……いやね、ヴィジェルくんは紲路線ですので、この時点でヒースくんとは差別化できているんですよ。
ただ、「二作行くぜ」と宣言した以上はやり遂げたかったなぁ……
しかし悔いても時間は戻りません。
むしろ『ムカサリ』を書き続けたことで、ヴィジェルのディテールに悩むことがなかったので『虹色の魔女』が間に合ったのだと、良い方向に捉えましょう。
切り替えていきます。
というわけでここからは、少し気が早い&敗北濃厚な中ではありますが、『嫁セカコン』の振り返りをしていきます!
『賢コン』に引き続き、色々とお題の解釈が錯綜している本コンテスト。
個人的に、争点となるだろうと考えるポイントが大きく5つあります。
【①結婚生活かどうか(嫁いでいるかどうか)】
どうやら「白い結婚」がひそかに流行っているらしく、嫁いだけれど放置、という作品がちょこちょこ見受けられました。
また、嫁ぐのではなく娶る(婿として迎える)という形や、同性婚の作品もありました。
『嫁入り』『ヒーローからの溺愛』という条件を鑑みるに、この辺りがどう受け取られるか、というのは気になるところです。
この点において『虹色の魔女』は、獣人国クティノスへ嫁いでいるので大丈夫でしょう。
【②セカンドライフかどうか】
これまでの延長上ではないか?という点ですね。
こちら地味に多いです。たとえば、ヒロインの力を見込んだヒーローからスカウトという形で娶られるタイプ。この場合、やっていることが結婚前後で変わらないんです。
しかし応募要項の『◎嫁入りしてからの主人公の行動・活躍を楽しめる作品』の欄を見る分には、ヒロインが生き生きとしていればOKそうなので、どうなのかしら?と判断に悩むところ。
一応『虹色の魔女』では、アイリスの魔道具作りに明確な目的を持たせるという流れで補完しています。上手く作用しているといいな。
【③ヒーローに抱かれたいか】
前回よりはぐっと減りましたが、ヒーローに人外をほのめかされているせいか、やはりありましたね、大喜利枠。
もちろんそういう性癖・フェチの方はいらっしゃるでしょうから、一概に否定はできませんが……正直「そのヒーローに抱かれたいですか?」と思うものもちらほら。
また反対に、もう既に抱かれているものもありました。作中で妊娠・出産まで触れている作品たちですね。
この辺りは……どうなんだろう。編集部の「ヒーローとは」「結婚とは」の認識がどうかによるでしょう。
大喜利枠が斬新として評価されることもありますし。編集部の女性陣に「いや結婚したからって妊娠したいわけじゃないよ」という考えの人が多ければ、出産アリの作品は軒並み弾かれる可能性があります。
【④カドカワBOOKSのカラーかどうか】
ここはかなり悩んだポイントですね。
一応、「カドカワBOOKSの既刊」および「書籍化作家の応募作」からいくつかピックアップし、テイストをパクったんですけども(『魔女』の時点でもう、ねww)。
ただ、本当に難しかった。寄せなきゃいけないけど、生呑活剥にならないようにしようと思うとどんどんずれていって……特に『黒の男装騎士』の冒頭を書いた今だと、『虹色の魔女』がまあ重い!
要綱の『◎悲恋やバッドエンドではなく』には抵触しないのですが、その後の『優しく明るい気持ちで読める作品』の字から目を背けたくなっております。
【⑤長編化が可能かどうか】
先日のジョサスケラで触れた通り、確実に押さえておこうと思っていたポイントです。
特に今回は『※受賞・書籍化が決定した際、投稿作の連載をそのまま続けて頂く予定です』と明記されていますから、必須事項でしょう。
ラストでクレアが新しい『賢者』になったり、作中で名前のみしか登場していない魔人の国などの余地があったりしますから、膨らませようと思えばいくらでも、というところですね。
編集部さん! 私『ムカサリ』で12+12+14万字の長期実績あるので、いかがでしょうか!(揉み手揉み手)
以上、争点はざっくりこんなところでしょうか。
ただまあ……正直なところ、今回もプロが受賞総舐めだろうなと思います。別にこれはマッチポンプなどを疑っているわけじゃなくて。純粋に強いんだもん。
事前のザッピングで、気になった作品はブクマする時のタイトルにマークを付けているのですが、一作品を除いてすべてがプロでした。
悔しいですが、私にはまだまだ力が足りません。
前述したプロたちの作品。ザッピングの時点ですでに、自分の語彙の少なさ、描写の幅の狭さを思い知らされました。
ただ同時に、自分の武器にも気付くこともできました。
無駄なシーン・無駄な会話を書かない構成力は、他のプロ応募者たちに勝るとも劣らないと自負しています。
もっとも、「無駄を省くこと」と「装飾をしないこと」は別ですから、前述した弱点である「描写の幅の狭さ」をどうにかしなければ、せっかくの武器が死んでしまう。
心理描写はイケるんですけどねえ……情景や容姿の描写だとか、セリフとセリフのあいだのキャラの動きの描写がほんと弱い。
今後の作品で、その辺りを意識的に取り組んでいきたいと思います。
欲しがりまくります、勝つまでは!!
今後はしばらく、ヨムヨムオンリーの日々になるかと思います。
まずは『嫁セカ』の応募作品を片っ端から読みこみ、次に『セカ恋』の応募作品と、富士見L文庫の既刊を読みこむ。
それから、『セカ恋』の原稿スタートです。
進捗は随時ジョサスケラで報告いたしますので、よろしくどうぞ!
楽しんでいきましょう!!
ではではーノシ