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月蝕


月蝕 完結しました。

自分の執筆スピードが猪並だなと思うときがありまして、今回がそうだったなと。
毎回、1章あたりの文字数を決めるのですが、今回は1500字前後です。カクヨムさんで私が書いている中で一番少ないものとなっています。ずっとスクロールするのが酷だと思う方には"まだ"読みやすい方なのではと思っています。まあね、読んでくださる方がいればね、それだけで嬉しいです。

とても個人的な趣味嗜好の話なんですが、復讐の話が好きです。復讐って、憎む原因があって憎む相手がいて……とても執着的だなと思うのです。復讐って生きる理由になったりもするでしょう? それが自分の中で、負だけの感情には思えないです。よく「復讐に生きては悲しいだけ」「復讐は復讐を生むだけ」という台詞を耳にしますが、やっぱりそれって、復讐には縁がない人の台詞なんですよね。お前が復讐の何を語るんだって感じでしたね、すみません。

月蝕は、ある目的を持って近付き離れた葵と静河が五年後に再会するという話です。いやもう、主人公が葵という名前なんですけど、書けば書くほど短気な女になっていく。そりゃもう再会した静河も驚きでしょうね。
月蝕という名前は、最初は月明かりの下を歩いてるんだから月なくなったら駄目じゃね!? とか思っていたのですが、いつか葵が静河と歩き、冷たい雨も越えて、太陽の下で真っ直ぐ生きられれば良いなと思ってそのままにしてあります。月を蝕むとは書きますが、きっと葵は太陽だけでなく月も大事にできる女になっていくでしょう(短気ですけど)

というように、まあガリガリ書いて終わった月蝕です。
もし、読んでくださった方、これから読んでやろうかなと思ってくださった方、何も知らないけどこの記事だけを読んでるよって方、ありがとうございます。私は私の自己満足で書いていくのみですが、時にPV数に救われることもあるのです(笑) 人間、そんなに丈夫には出来てないもんですね。
ここに来て始めて、もうすぐ一年経ちます。







ここからは独り言を。
ここから立ち入り禁止。の完結後に書いた近況ノートに書こうかなーどうしようかなーと思って結局書かなかったことなんですが、やっぱり書こうと思います。
あの作品の完結間際に私に名前をつけてくれた祖父が亡くなりました。入院していて、私は結局入院してからは一度も会いに行っていなくて、その日も行かないかと言われたんですけど行けなくて。とっても仲良し! っていうわけでもないんですけど、どこかその姿を追いかける自分もいて、心の整理がつかなくて書きませんでした。いや、楓(主人公)の祖母のように厳しい人ではなかったんですけど、ストイックな人で、すごい人だったんです。
という私情をね、書いてみました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
またどこかで出会えることを願って。


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