鯵哉

――立ちはだかるのはいつも白い壁だ。 画家の優夜、高校生の朝臣、画廊で働く鎌崎。 描くことから離れた優夜の様子を見るように朝臣は鎌崎から言い遣る。ケーキを買ったり、部活の応援に行…

――それ、お前が書いたの？ それは全ての始まりの出会い。 物語を愛する二人の出会い。 映画監督を目指す在原と、小説を書き続ける香坂。

「今日から押水さんの後輩だよ」 「杵崎です」 ――聞いてない。 販売部にて卒なく仕事をこなす押水と、その年上部下しかもイケメンかつ無表情な杵崎。 どろっぷしてきた人たちの話。

社会人になって再会した猫実(ねこざね)と犬飼(いぬかい)。高校の頃、CDを貸し借りする程に仲の良かった二人だった。 ――そこで終わるはずだったのに。

週イチで告白される美人の雪柳と、クラスのオカンと慕われる目白。そんな毎日に辟易とした雪柳が救われる日は、くるのか。 ――いや、顔がタイプじゃない。 ――好きより、嫌いの方が信じら…

不登校の大和(やまと)。アクセサリー作家の叔母、星来(せいら)。海外を飛び回る大和の母、仁奈(にいな)。不器用で自由奔放な生活録。 ――勇気はたくさん持っときな。

――手を離して。 同じ繁華街から出てきたふたり。 騙し合うふたり。 恵まれないふたり。 きっと、結ばれないふたり。 ※完全に趣味で書いてます。

優秀だが不器用な當金。明るいが苦労人な黒岩。 ――わたしは黒岩がいるならどこへでも行ける。 気休め短編。

やる気のない保健医、窓峰。ヤル気ばかりある男子高生、月岡。 不道徳な二人のはなし。えろくなる予定。 急にやめる可能性大です。

――二人は出会うべくして、出会ったのだろう。 鋏で縁を切ることができる鵤木と、他人の縁が色づいて見える院瀬見。二人はある依頼を受け、夜の校舎に来るのだが……？

社食のまずいラーメンを食べる彼と、毛布で流されないように必死な私。 欠陥品の私たちは幸せになれるのか。 ゆるゆるラブコメディ。 になったらいいな。

目覚めた野ばらの傍にいたのは一体のロボット。 ―—誰か、いるはず ――君、一人だ。ここにいる人間は そこはロボットたちが戦争している、世界の果て。 クリスマス×人類滅亡

―――どうか嘘だと。 繁華街で働く神崎と七海。 騙し合うふたり。 街で有名なふたり。 背中合わせのふたり。 ※暴力・薬物は犯罪です。推奨するものではありません。趣味で書いてます。

五年前、静河の前から急に姿を消した葵。 月日を経て、二人は再会する。 ―――月明かりの下で生きてきた。 ―――なのにどうして、神様は残酷なのだろう。

―――バスケ部エースの彼が廊下の真ん中で立ち止まっていた。 正反対の私たちは、どこまで一緒に歩いていけるだろう。

逃げても良いって知ってるから。 私は躊躇わずに背中を向けたんだ。

―――もう来ないで。 病弱なわたしとは反対に、幼馴染は健康的に育った。 ―――次会いに来たら、 きらきらと眩しかった。 ―――殺すよ。 地獄に堕としたいくらい。