先々週の今くらいに比べるとすっかり暖かくなりましたね。暖房をつけることも大幅に減りました。寒の戻りはまだまだあるでしょうけれど花開き新緑輝く季節は目の前ですね。
さて、Schutz Von Ledoは連載開始から一か月を過ぎて明日で40話、100,000文字も目の前です。第四章が佳境を迎えていますが、まだ先は長いですね。
さて、今回はエスジータの体制について軽く触れていきます。過去に存在したロジボラスタ王国が跡目争いから分裂し、イヴネムと別々の道を歩むことになったことは四章冒頭で記した通りですが、この件はエスジータ側から離れる形で分裂した経緯があるため今でも武断的な体制が色濃く残されています。エスジータ侯を大将、文官の頂点である内政監が中将、そして武官の頂点として少将がいます。
内政監が少将より上位となっていますがこれは内政監が中将なのではなく、中将が内政監になっているからで他国で言えば宰相にあたる役職を中将に担わせていると理解して頂ければ。この下の役職も現実の軍隊に近く佐官・尉官が他国で言う騎士階層にあたり尉官までなら兵士からでも成り上がることが可能です。
武官と文官は所属で判別(文官は南騎団、武官が北騎団)され、当面の敵であった北のイヴネムと対峙する北騎団が上位に置かれている格好です。
なお分裂の際、当時の他国は静観する姿勢を崩さず、二国間での戦争状態が三年続いた末に統合することなく分断が固定化され、大戦乱中に和解が成立するも祝福同盟の成立によって再統合は見送られ今に至ります。
作中で最初にアークトに処断された政務官こそ内政監で、いきなり片腕たる中将を侯自らが殺したことの衝撃は大きかったですが、それでもラジェスタが殺されなかった(アークトが踏みとどまった)ことはアルジェナイトが殺されなかったのと同じくらい重大な意味が込められています。
今回は先週の分までたっぷり書いてみました。物語を動かす要素としてはかなり脇に逸れますが、それでも人を動かすにはこれだけの機構が必要だろうなとは思います。この先の同盟領土でもやっぱりこれくらいの歴史があるので、語っていきたいですね。
長文失礼いたしました。今週もやれる範囲でキビキビ更新していきます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。