蛍雪女学園第二文芸部は、TRPG小説だ。『ひと夏の経験値』とか『月曜日は魔法使い』とかのアレ。だけど、ちょっとやりたいことは違う。その「やりたいこと」はかなり面倒かつ自分だけが楽しい代物になりそうなのだが、この辺はちょっと書簡体小説的な手法ともシンクロする部分があり、いかにも自分好みの構造をしているので、是非とも早くお目にかけたい。んなもんだから、三人娘登場と言いつつ、三人娘自体の描写を省いてしまっているという体たらく。多分、今度一話を公開する時に、0話の冒頭に三人娘が部室に入ってくるシーンとか入れるかも。いや、入れる場所ないかな。いきなり語りから入るホットスタートが狙いだもんな。だから、つまり0.5話が必要なんだな。というか、構造的に多分小数点の話数が増えるんだよね、この話。まあ、三人娘をちゃんと描写する場面を多分一回挟んで、それから第一話になるはず。TRPG小説だし、リプレイ風味が無いこともないとは思うんだけど、構造が本当に難しい。公開速度は月一でもできれば御の字みたいなところがあるが、どうにか飽きずに続けたい。あと三人娘、後でちゃんと小説内で説明描かなきゃだけど、とりあえず「レベッカ・レッドフォード:アメリカからやってきたヒーロー大好き熱血単純な直情娘」「萬屋千歳:第一文芸部を追い出された幻想文学好きの文学少女」「日向葵:臆病で卑屈だからこそ楽観的な元いじ(め)られっ子少女」という三人が「先生:いつもGMやってる語り部。教師の仕事ちゃんとやってる?」と一緒に放課後セッションする話です。青春小説とかの側面は無いし、百合とか一ミリもないし、逆にメタな冒険物語としての側面もあんまりなくて、じゃあ何があるんだというと、やりたいことはあえて言葉にするなら……ダイマ? 一話さえ公開できれば、どういうことがやりたいのかはお分かりいただけるはずだし、もっと言うと公開したら「それ小説じゃないじゃん」という話にもなりかねなくて、なのでジャンルをその他にしていたりもするわけです。なんにしても、第一話をいかに早く書くか。そして、第一話に伴う「やりたいこと」を。